あえてのボーダーなしがクリーン！「大人の淡麗ラガーシャツ」

〈アメトラの定番【ラガーシャツ】の3段活用法とは？〉
アメトラの定番って、よくも悪くもテイストが確立しているがゆえに少々難易度が高め。そこでビギンの提案は、手持ちの白T＋デニムをアカ抜けさせる最旬の3段活用法。下の3人による本音トーク全開でお届けです。

アメトラ通＋アメトラ初心者 編集部カザマ［3人で語ってみた！］
「初デートにラガーシャツ」アリかナシか問題

西野「ブルックス ブラザーズ時代から着たことなくって」
宮本「そうなんですか？意外です。でもなんかわかるかも」

西野　単体で見るとカワイイとは思うんだけど、ラガーシャツ。

宮本　持っていないんですか？

西野　どう着ていいか、なんだか難しくないですか？

西野「似合わないと思い込んでて、着たことないんです」

カザマ　元がスポーツアイテムってこともあって、私は、学生っぽく見えてしまわない着こなし方が気になります。

宮本　やっぱり、太ピッチの原色系ボーダーだと難易度が高くなるんでしょうね。

西野　どうしても子どもっぽさが出ちゃいますよね。

宮本　逆に、オジサンとしては老けて見えないか心配。

西野　そのネタ、引っ張るね（笑）。でも、初めてのデートにラガーシャツってどうですか？

カザマ　あ、私は全然アリです！

西野　えっ、ラガーシャツだよ？

宮本　初めてのデートでラガーシャツはなかなか選ばないかもしれないですね（笑）。

カザマ　そうですかぁ？　いいと思うんですけど……。

宮本　へぇ～。それなら挑戦してみようかな（笑）。

カザマ　そうだ、ちょっと袖を通してみてくれませんか？

宮本　いいですね！

西野　あ……でも、このバナナ・リパブリックとか、着てみたら意外といいかも。いや、どうだろう。

カザマ「超お似合いですよ！今日のデニムと完璧だと思います！」

カザマ　超いいですよ！　正直、女子ウケいいですよ。絶対に!!

西野　いいかな（笑）。

宮本　西野さん、すっかり趣旨変わっちゃってる（笑）。

西野　あえてのボーダーなし、単色ってとこがいいのかもね。

宮本「ポロシャツ感覚で合わせるといいかもしれませんね」

宮本　確かに、この雰囲気はボーダーじゃ出ない気がします。

西野　ラルフのオールホワイトとかも、ポロシャツ感覚でカワイイかもしれませんね。

宮本　衿とボディの色のコントラストが小さい点も取り入れやすさの要因でしょうか。シャツにしても、クレリックシャツって着こなしが難しいじゃないですか。

西野　それは確かに。下の実践例のように、衿をフルオープンさせて着ると、中の白Tと馴染んでさらに見え方いいですね。

宮本　ビギンさんが提唱している淡麗ラガーは、そこも魅力ですよ。衿とボディの色差の少ないラガー、西野さん作ってくれません？

西野　いやぁ、淡麗ラガー、いいね！　試着してみたら思いの外キマてたのがうれしいな〜。

カザマ　デートでもアリって気がしてきましたよね？（笑）

西野「今回、新しい扉を開けたような気がします（笑）」

Hop!［復習］
ラガーシャツ

《荒ぶる漢同士のぶつかり合いから体を守るためのアスレウェア》
その名の通りラグビーのユニフォームが原型で、生地はポロシャツ比でがっしり肉厚。激しいプレーの際にケガをしないよう、比翼フロントで釦がゴム製になっている点も特徴。色柄は2～3色使いのボーダーが圧倒的主流。

Step!!［今春の傾向］
あえてのボーダーなしがクリーン！ 大人の淡麗ラガーシャツ

BARBARIAN［バーバリアン］

北米最大のシェアを誇るメイド・イン・カナダの定番ブランド。ボディの12へビーウエイトコットンは、創業以来貫かれているもの。肉厚で無骨な素材感だが、着込むほどに体に馴染み、洗うたびに味わいが増す。1万3200円（グリフィンインターナショナル）

BANANA REPUBLIC［バナナ・リパブリック］

伝統的なラグビーシャツにヒントを得た、地厚なコットン素材のシャツ。ヨーク部に補強のためのキルトステッチが施されている。フィットはややゆとりのあるリラックスフィットで、ドロップショルダーとこなれた雰囲気を醸す。8990円（バナナ・リパブリック）

POLO RALPH LAUREN［ポロ ラルフ ローレン］

リブ仕様のカフや比翼の隠し前立て、スリット入りの裾など細部のディテールは非常にオーセンティックなものだが、オールホワイトのカラーリングがとにかくクリーンな印象を醸す。フィットはゆったりとしたクラシックフィット。1万9800円（ラルフ ローレン）

CANTERBURY［カンタベリー］

ニュージーランド型の定番ラガーシャツ。ネックラインをひと続きの生地でループ状に仕立てているのが特徴で、破れにくく、衿を引っ張られても危険性が低い。ラガーループと呼ばれる独自の綿ポリ生地は最初からヴィンテージ顔だ。9790円（カンタベリー吉祥寺）

Jump!!!［実践］
程よいスポーツテイストで遊びのある大人にトライ

ビナイン×シップスのパンツ2万8600円（シップス 渋谷店）　ニューバランスの靴3万800円（ニューバランス ジャパンお客様相談室）　モスコットの眼鏡3万6300円（モスコット トウキョウ）　トラディショナル ウェザーウェアのバッグ4400円（トラディショナル ウェザーウェア 青山店）　シエラデザインズ×ビームス プラスのコート4万1800円（ビームス プラス 原宿）
 
※表示価格は税込み

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［ビギン2022年5月号の記事を再構成］スタイリング／武内雅英（CODE）　ヘアメイク／北村達彦　イラスト／TOMOYA　その他のスタッフクレジットは本誌をご覧ください。