“冬でも薄着”を叶える進化系ヒートアップ服
冬でもアウターの下はカットソーやシャツ一枚でOK。そんな楽チンスタイルを可能にするのが、太陽光や体温、ヒーターシステムを利用した未来志向のヌクヌクアウター。日進月歩で進化を続ける、要注目のジャンルです!
太陽光を熱変換する“意識高い”アウター
クリーンエネルギーの波はとうとうアウトドア界にも!? もっとも、太陽光を蓄熱する素材自体はこれまでもありましたが、このシェルは、特殊カーボンをラミネートした“一枚生地”で蓄熱だけでなく、防水透湿機能まで有しているところがすごい!まさに“冬でも薄着”の最先端ってわけです。
デサント オルテラインのインナーサーフェス テクノロジー アクティブ シェル ジャケット
生地自体の透湿性に加え、内側にインナーサーフェス テクノロジーなども搭載されムレにくさ抜群。耐水圧20000mmで雨にも強い。6万円。
一枚生地だから、暖かいのに薄くて軽い
新素材「ダーミザックスサーマルブラックタイプ」を採用。太陽光の熱変換機能と防水透湿機能を一枚で両立した超ハイテク生地だ。
(問)デサント ブラン 代官山
TEL.03-6416-5989
https://www.descenteblanc.com/
ギンギラギンでさりげなく体熱反射
アルミニウムをドット状に並べたリフレクティブプリントが体の熱を反射して、高い保温性が持続する仕組み。少ない中綿でも十分暖かいので、さりげなくスマートなシルエットに。
コロンビア ブラックレーベルのパストゥクリークジャケット
すっきりシルエットのMA-1型。D環やゲームポケットなどフィッシングディテールも特徴。2万9000円。
静電気の発生も抑える優秀テクノロジー
アルミニウムの反射を利用したオムニヒートは保温性だけでなく、静電気の発生も抑える。ハンドウォーマーの内側にもこの素材が。
(問)コロンビアスポーツウェアジャパン
TEL.0120-193-803
http://www.columbiasports.co.jp/
ヒーターシステム内蔵の“着るストーブ”
この上品なジャケットにヒーターが内蔵されてるなんて信じられる? 胸ポケ上のボタンを押すと、首筋から背中にかけて内蔵されたストレッチ素材のヒーターが発熱して、全体がホッカホカに。温度によってボタンの色が変わるギミックも近未来的!
ミノトールのI/O ヒート 2Bテーラードジャケット
ボディには優れた断熱効果に加え、体から蒸発する水分を利用して熱を発生させる高機能ファブリックを使用。ストレッチ素材ゆえ着心地も◎。13万円。
サイドポケット内のソケットに繋いで使用
モバイルバッテリーとUSB充電ケーブルが付属。バッテリーをサイドポケット内の専用スペースに付くソケットと繋いで使用する。
ヒーターはスマホで起動。温度は低温~高温まで4段階にコントロールできる。ボタンのシグナルの色は温度が高い順にレッド、オレンジ、グリーン、ブルーに変化。
(問)ミノトール
TEL.03-6455-1466
https://www.minotaur.co.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2017年12月号の記事を再構成]
写真/竹内一将(STUH) 若林武志 文/吉田 巌(十万馬力) 桐田政隆 礒村真介 押条良太(押条事務所) 黒澤拓也 灰岡美紗