ゴルフ初心者はクラブって何を基準に選べばいいの？

初心者は“硬さ”と“厚み”をcheck！

世界屈指のメーカー「キャロウェイ」丸の内店のストアマネージャー和田祐紀さんにお話を伺いました。

A：クラブ選びで必ず注意しなければならないことが2点あります。まずはフレックスというシャフトの硬さ。シャフトとはクラブの先端のヘッドとグリップをつなぐ棒状の部分。一般的に6つの硬さが設定され、硬いほうからX、S、SR、R、A、Lと表記します。

これはヘッドスピード（振りの速さ）に応じた設定で、例えば力があってヘッドスピードが速い人は、柔らかくてしなるシャフトよりも硬いほうがボールにうまく力が伝わります。

一般的な女性は柔らかいＬを選ぶことが多いですね。男性初心者でいうとR、またはスポーツ経験者でしたらSといった選び方が一般的。ただメーカーごとに表記の設定値が異なることもあり、キャロウェイですと20代～40代の男性初心者にはSをオススメしています。

ヘッドスピードに対してシャフトの硬さが合っていないと、飛距離のロス、打球の方向が定まりにくいので、必ずスタッフに確認してもらいましょう。

「5-S」のように、シャフトには必ずフレックス（硬さ）が表示されている。メーカーごとに数値は異なるが、初心者はこのSの表記を目印にしよう。

A：次は狙ったポイントへと打ち分ける、アイアンの選び方ですね。はじめはクラブの先端でボールを打つ部分＝ヘッドが厚いものを選びましょう。ヘッドは大きく分けて3タイプあり、底部のソールが厚いものほど打ちやすくて、ミスに強いクラブになります。

というのはヘッドのソールが厚いものほど、距離が出て正確な打球を打てるフェースの真芯が広いから。そしてソールが厚いとヘッドが低重心になり、打球が上がりやすくてボールを運びやすい、初心者に優しいクラブになるんです。

ただその分、細かい操作が苦手。ミスが少ない上級者になるほど、操作性のいい薄いヘッドを選ぶ傾向があります。たま～に薄いヘッドのほうがカッコいいという理由で手にする方がいますが、初心者だとミスが多くなり、ゴルフが続かなくなる原因になってしまいますよ。

1本だけで見るとわかりにくいが、比較してみると一目瞭然。初心者は左のソールが厚いポケットキャビティというタイプを選ぼう。

A：規定が最大14本持ち込めるというだけで、少なくても大丈夫。漫画のプロゴルファー猿はドライバー1本で回ってましたから（笑）。ハーフセットの7本で十分という人もいますが、ゴルフは打ちたい飛距離ごとにクラブを使い分けるのが基本。上達の意欲にもなるので、11本程は持っていたほうがベターです。

A：初心者の方には、先シーズンのモデルが半額ほどで買えるマークダウン品がオススメですね。今のクラブは進化が著しく、いいスイングを促して、いい打球が飛ぶようサポートしてくれる性能になっています。なので、できるだけ最新のクラブを使ったほうが上達も早い。

そこでコスパを考えると、マークダウン品も狙い目というわけです。ひと昔前のクラブとは別物なので、中古等でとにかく安さを求めるよりも、賢い買い物になるはずですよ。

マークダウン品とはいわゆる型落ち。キャロウェイでは前季のクラブが約半額で買えるので、シーズンの切り替わりを狙うのもいい。

まるっと揃えたいならクラブ11本＆バッグ付きのセットもあり！

先を見越すなら11本のクラブとキャディバッグを15万円台で揃えられる、「X HOTパッケージセット」もオススメ！　クラブのセッティングは初心者から中級者以上にも対応する。15万4000円～。
 

EC限定で展開する認定中古クラブを狙うのもあり！

オンラインのみで展開する、キャロウェイ認定中古クラブも◎。専任スタッフが一定以上の品質の中古品を厳選し、グリップは新品に替えられて清潔に楽しめるのだ。

キャロウェイ丸の内店

国内最大規模のフラッグシップショップ。アパレルまでフルラインが揃う。
住所.東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内MYPLAZA 1F
☎ 03-6206-3400
営業時間.11:00～20:00
定休日.無休

 
※表示価格は税込み

［ビギン2022年5月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。