e-バイクブームの火付け役「バンムーフ」は得なのか？ 次世代SPECを検証

e-バイクブームの火付け役
バンムーフ

なんだかやけにクラシックでスタイリッシュなこの自転車、最近街でよく見かけますよね。正体はずばり、オランダ生まれのバンムーフ。2009年に創業と新しいブランドでありながら、並み居る本格自転車の老舗を押しのけてe-バイクの雄となった、人呼んで“自転車界のテスラ”でございます！

そんなバンムーフ、’14年にはビギンでも「ツーキニストの相棒」として紹介しましたが、当初の価格は約40万円。これが2020年、“企業努力”によって生産体制を改め、価格も改訂。今はグッと控えめな27万円台で買えるんですヨ！

ウン十万円はザラのe-バイクということを考えれば、かなりお得そうではあるけれど、ポンッと気軽に買える値段でもないよなぁ……、と思いました？　それ、モノ好きとして正常な反応です。

VanMoof［バンムーフ］
X3

小柄なアジア人も乗りやすい、身長155～200cmまでの人に対応するタイヤサイズ24インチのモデル。スポーティなクロスバイクよりも前傾が緩やかなリラックスした姿勢で乗ることができる。全長166.9cm、重量20.8kg。27万5000円（バンムーフ ブランドストア東京）

バッテリーやケーブル、コンピュータ類はすべてフレームに内蔵。e-バイクとは思えないミニマルフェイスを実現している。約4時間でフル充電、約80分で50％の充電が可能。走行可能距離は、フル充電のエコノミーモードで150kmと十分すぎるスペックだ。

ハーフテン カンタベリーのジャケット2万2000円、パンツ1万8700円（カンタベリー吉祥寺）オリジナル チャコールのカットソー1万2100円（チャコール トーキョー）ニューバランスのスニーカー1万7600円（ニューバランスジャパンお客様相談室）

バンムーフの次世代SPECを検証

確かにカッコいいのはわかるけど、それだけじゃ大枚叩けないでしょ。だったら他の自転車と何が違うのさ？ ……というわけで、バンムーフの次世代SPECを検証START!

“オートマ4段変速”で面倒なギアチェンジ不要！

気持ちよく走っていたのに信号が赤に……。そんなとき、いちいち変速することに面倒を感じる人は多いはず。でもオートマ4段変速ギアを搭載したバンムーフなら、そんな面倒とも無縁だ。時速何㎞のときに変速するかを、スマホアプリで設定することもできる。
 

スマホアプリで変速の設定が可能！

漕ぎ出しも軽いし勝手に変速してくれるからストレスなし！

“ターボブースト”で急な上り坂もグイグイ進む！

走行中にブーストボタンを押すと、アシスト量が増加。道路交通法の電動アシスト上限である時速24km近くまで、ギューンと一気に加速することができる（快感♡）。このボタンは急坂を上るときや強い向かい風のときなど、馬力が必要なシーンにも大いに活躍する。
 

右手側のボタンを押すとブーストオン

もうひと押し欲しいときはボタンひとつでグッとパワーUP！

最大150km走れる大容量バッテリー。“パワーバンク”を積めばさらに100km走れる！

スマートカートリッジ（上の写真）がモーターやセンサーからの反応を処理し、バッテリーを最適化。エコノミーモードなら最大150km走行できる。別売りのパワーバンク（4万5000円）を繋げば同モードで＋100kmの走行が可能に。コレだけを外して充電できるのも便利。
 

外付けのパワーバンクもスマートな設計

航続距離が長いからツーリングの相棒にも心強いね

“バイクハンター”がいるから絶対に盗まれない!?

施錠中、無理に自転車を動かそうとするとドクロマークが浮かび、警告音が鳴る盗難防止機能を装備。また盗難保障（現在3年分で3万2円）に加入すると、万一盗まれてもバイクハンターが捜索、取り戻してくれる。戻らなかったら、同程度の車体と交換してくれる。

盗まれたらバイクハンターが取り戻してくれるオプションも

スマホ連動で簡単に解錠できるし、駐輪がめっちゃラク♡