特集・連載
ご利益にあやかってみては？ ナポレオンや西郷隆盛が愛した時計たち
出世する時計 スマートウォッチで仕事効率化を図るのもいいけど、どうせなら着けるだけで仕事運が上がりそうな一本が欲しくないですか？ そこで今回は古今東西の“出世”した人物の愛用時計を調査。成り上がるならコレです（笑）。 この記事は特集・連載「出世する時計」#01です。
時計って将来の自分への投資でもあると思うんですよ。これからドンドン出世したいのなら、ズバリ、歴史的出世を果たした人の愛用時計のご利益にあやかってみては？
もっとも、それがしょぼい時計じゃ気分がアガりませんが、ここで紹介するナポレオンしかり西郷どんしかり、偉くなった人が愛した時計の末裔は、やっぱりオーラが別格。
時計好きの上司や得意先との会話のきっかけにもなりそうですし。こういうのを腕にすれば、アナタも開運間違いナシ!?
Napoleóne Bonaparte
ナポレオン・ボナパルト
下級貴族出身でも皇帝になれるぞい！
1798年、ナポレオンはエジプト遠征用に天才時計師ブレゲから懐中時計2個と携帯用置き時計1個を購入。すべて音で時刻を知らせるリピーター機構を備えた複雑モデルだった。実用的な理由に加え、そこには自身の権力を示す意図もあったようだ。
Breguet［ブレゲ］
クラシック 7787
ナポレオンが所持した携帯用置き時計「No.178」は、リピーターのほか月齢表示付きのフルカレンダーを装備。その気品あふれる意匠を受け継ぐ1本がこちら。針はもちろんブレゲ針。自動巻き。径39mm。18KWGケース。359万7000円（ブレゲ ブティック銀座）
Takamori Saigo
西郷隆盛
下級武士出身でも維新の三傑でごわす！
西郷隆盛こそ、日本で最初にロンジンを所持した人物。江戸城無血開城の翌年の1869年に、薩摩藩主の島津忠義から金無垢ケースの懐中時計が贈られたらしい。上野公園の銅像も、ひょっとして着物の懐に忍ばせていたりして……。
Longines［ロンジン］
フラッグシップ ヘリテージ L4.795.4.78.2
バーインデックスなど、西郷どん愛用の懐中時計を彷彿させるクラシカルビューティ。シンプル&小ぶりで、服装を選ばない。自動巻き。径38.5mm。SSケース。21万100円（ロンジン／スウォッチ グループ ジャパン）
※表示価格は税込み
［ビギン2022年3月号の記事を再構成］文／吉田 巌（十万馬力） 黒澤正人 イラスト／TOMOYA
