news_171124_HORWEEN11コードバンの裏に刻印されるスタンプで、もはやブランド化。コードバンといえばの世界No.1タンナーのホーウィンレザー。価格高騰、品薄……と、いつもレザー界を賑わせるココって一体どんなとこなの? てなわけで、Begin編集部ミツキが、生の姿を探りにシカゴへとんだっ!!

意外と街中にある
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馬尻革の聖地に来たよ~
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オールデンに供給される特上コードバンは……
一枚作るのに
10か月もかかっていた〜!

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旧式のなめし法”ピット槽”で4か月間もタンニンに浸すのだ!

今主流の、大量にそして早く皮をなめすことができるドラムに対し、ピット槽はプールのような旧式のなめし方。ホーウィンには25mプールくらいの大きさのピット槽が2つもある。コードバンはここで4か月もの間浸してじ~っくりとなめされる。皮の芯までタンニンを浸透させることで、唯一無二の表情へと仕上がっていく。

 

ホーウィンのコードバンができるまで

4か月もの間ピット槽でなめしたレザーは、その後の加工も多岐にわたる。コードバン層を出すためのシェービングや手塗りによる染色など、手間を惜しまず昔ながらの製法を守り続けている。コレが上質なコードバンが生まれる秘密なのだ。

前なめし
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革剝き
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コードバン層を削り出す
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オイル浸け
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手塗り着色
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2週間自然乾燥
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まず原皮から皮脂や毛を除く作業に始まり、4か月間タンニング。その後、2度にわたるコードバン層を出すためのシェービング作業→着色した後は色が均等に入るように行うスリーキング→革をソフトにするためのオイル浸けなど、完成までに10か月もの時間を要するのだ。

 

創業以来変わらない古きよき製法を堅持

旧式のマシンによる味わい深いデニムやふ〜っくらとした裏毛。ソレと同じように、ホーウィンコードバンも旧式の製法による温もりあるレザーでした。もちろん、機械化が当たり前の時代、農耕馬の減少による原皮の供給難ということもありますが、無機質なモノを大量生産するのではなく、昔ながらのピット槽でゆっくりなめす。一度になめすことができるのが1000枚、完成まで10か月の月日を要しますから、原皮の供給があったとしても生産数は限られてしまいますよね。

でもこの手法をやめ、生産至上主義に走った瞬間、オールデンの靴でソレとわかる唯一無二の〝鈍光〞は失われてしまうでしょう。今やコードバンを生産するのは世界でたった数社。しかも、古きよき製法を守り続ける姿勢に触れ、ホーウィンコードバンは希少というより貴重だ! と心から思ったのでありました。

History of HORWEEN LEATHER
1905年シカゴに創業。1913年にオイルドレザーの元祖クロムエクセルレザーを開発。コードバンも伝統的な製法で生産し続ける。’70年代に生産中止を検討したが、オールデンの救済により復活。以来、蜜月の関係を築く。

 

初心者のための
『コードバン』ってナニ?
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農耕馬がどんどん減少=原皮の供給も年々減少

写真上は腰からお尻にかけての部分。牛は縦割り、馬は横割りにカットするのが基本らしい。カナダとフランスから仕入れを行っているが、カナダ産よりフランス産の原皮のほうが大きいらしい。写真左は社長の息子のニック・ホーウィン氏。

上の腰部分がホースハイドという革になり……
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その下部分が”コードバン”。
メガネと呼ばれてます(笑)
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こんな感じ♡
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腰部分はコードバンではありません!

コードバンとは、いわばタコのようなお尻の奥に潜む硬い繊維質。そのレザーのダイヤモンドと呼ばれる層を丁寧に削り出す。見た目の形状から”メガネ”と呼ばれ、英語ではBUTTS。

[ビギン2012年10月号の記事を再構成]

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