特集・連載
1991~1990年代前半:バスケブーム
“ミスター エア・ジョーダン”の解説付き! MJの栄光と愛用シューズ遍歴
傑作スニーカーの超現代ヒストリー '90s~2010年代編 1900年代から始めるのがスニーカー史のセオリーですが、今回は雑誌ビギン創刊の1988年を起点に超現代をフィーチャー! この記事は特集・連載「傑作スニーカーの超現代ヒストリー ’90s~2010年代編」#03です。
バスケットの神様と呼ばれた、元NBA選手のマイケル・ジョーダン。彼の輝かしい戦歴とともにナイキのエア・ジョーダンシリーズをおさらい♪ 懐かし~いなんて言いながらご覧ください。ちなみに15は、2度目の引退で着用されなかったため割愛します!
超プレミア! マニアの注目度No.1
エア・ジョーダン1
’85年発売。オリジナルはシリーズ中もっともプレミアが付き、数百万円で取引されるモノもあるとか。写真は2015年の復刻。
エア・ジョーダン2
’86年発売。オリジナルはトカゲ革を使用したシリーズ唯一のイタリア製だ。2からスウィッシュがなくなる。2010年の復刻。
エア・ジョーダン3
’88年発売。踵にビジブルエアを搭載。またジャンプマンロゴやエレファント柄も採用した歴史上重要なモデル。2013年の復刻。
エア・ジョーダン4
’89年発売。スピードプレーヤー向けのソール、フライトロゴを採用した。写真は2019年の復刻。5万5000円(SKIT)
日本の女性にファン多い!?
エア・ジョーダン5
’90年発売。サメの歯のようなソールは米軍の戦闘機P-51から着想を得た。 日本では女性人気が高い。2016年の復刻。
日本のスニーカーブームの先駆け
エア・ジョーダン6
’91年に発売。マイケル・ジョーダンがNBA初制覇した際に着用していたモデル。またバスケブームを後押しした名作漫画『スラムダンク』の桜木花道が着用していたことでも知られる。2019年の復刻。 2万2000円(SKIT) 詳細はこちら!
エア・ジョーダン7
’92年発売。NBAチャンピオン、ファイナルMVP、さらにはバルセロナ五輪と、MJの足元を支えた。写真は2012年の復刻。
エア・ジョーダン8
’93年発売。ジョーダンブランドとして確固たる地位を築いた証に、あえてナイキのロゴが入れられなかった。2013年の復刻。
エア・ジョーダン9
’94年発売。MJが1度目の引退。その後MLBに挑戦した際、ソールをスパイクに変更した同モデルを着用した。2016年の復刻。
エア・ジョーダン10
’95年発売。10作目を記念し、ソールの10本のストライプにMJの偉業が刻まれた。2015年の復刻。3万3000円(SKIT)
エア・ジョーダン11
’95年発売。バッシュのアッパーにレザーではなくパテントを採用した革新的なモデル。2018年の復刻。4万9500円(SKIT)
米国で大人気
エア・ジョーダン12
’96年発売。一枚革のアッパーに旭日旗から着想を得たステッチが特徴。日本では不人気だが、米国では人気。2016年の復刻。
韓国の若者に大人気
エア・ジョーダン13
’97年発売。黒豹をイメージした曲線のデザインや、肉球を表現したソールが特徴的。韓国で人気上昇中! 2011年の復刻。
エア・ジョーダン14
’98年発売。MJがブルズ最後の年のファイナルで放った、伝説のラストショットで着用したモデル。2018年の復刻。
エア・ジョーダン16
’01年発売。アッパーのカバーは取り外し可能で、MJはオンコートでは外し、オフコートでは付けて着用した。2016年の復刻。
エア・ジョーダン17
’02年発売。前年のNBA復帰を記念して作られた。既存のモデルと違いインナーブーティを採用、フィット感が向上した。
エア・ジョーダン18
’03年発売。膝を痛めていたMJのために作られ、シリーズ中もっともクッション性に優れる。中国で絶大な人気を誇る。
解説してくれた方
“ミスター エアジョーダン”
SKIT 鎌本勝茂さん
マニアも足繁く通う人気スニーカー店「SKIT」の代表。中学時代に始めたバスケの影響で、エア・ジョーダンには並ならぬ想いを抱く。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。