特集・連載
小鹿田焼がまさかのランプシェードに!? 伝統模様のインテリ“和”
家と部屋を最高に充実させるルール 在宅ワークが主流となりつつあり、家と部屋の重要性を再認識することになりましたよね。長~く家に居ると、改めて細かい部分までコダワリたくなっちゃいません? そんな思いにズバッと応えてくれるキーワードは、ずばり“スマート化”! じつは今、皆さんが想像するTHE SMARTなIoT機器等に吸い寄せられるように、アナログなモノたちもスマートにアップデートしているんですよ。今にJUSTな“玄関映えする除菌機”やレンチン対応の“萬古焼”だったりね。今回は、お洒落で賢いスマートルーム作りにマストな鉄則(ルール)でお届け。満足度100%を保証します! この記事は特集・連載「家と部屋を最高に充実させるルール」#07です。
スマート小鹿田焼
民藝品=器の概念を覆す発想とセンスにあっぱれ!
民藝品の焼き物/器といえば、その土地由来の伝統模様で装飾され、主にダイニングを彩る食器としてビギンでも数多く紹介してきましたよね。なかでも小鹿田焼の“飛び鉋”は、とくに人気を博す装飾技法。それが器でなく、まさかのランプシェードに!? その優秀アレンジに思わず脱帽です。
「この発想はなかったわ~、まじでセンスよすぎ!」と、特集班一同も感嘆。聞けば300年の歴史を持つ小鹿田焼を、日常的に目にしてもらう手段として部屋の灯りに使ってみたら……という想いから制作されたんだとか。
土本来の色を活かした素焼きの風合いや、連続模様を駆使した温かみのあるランプシェードは、部屋のテイストを問わず使えること請け合い!
決してこれみよがしじゃない、さりげないお洒落って、スマートだと思いません?
食卓に並べるじゃなく食卓を“照らす”新発想
eranoiwa[エラノイワ]
小鹿田焼ランプシェード“トビカンナ”
器は本来、素焼き→本焼きを経て完成するが、このシェードは素焼きのまま。釉薬もかかっておらず、土本来の色みが楽しめる。小鹿田焼としてはレアな逸品だ。W23×H6cm。2万9700円(エラノイワ)
内側にもトビカンナ!
大分県日田市の山奥で、1705年に小石原焼の陶工を招き開窯。現在も機械を使わず、手作りの伝統製法を一子相伝で守り続けている、とても歴史深い民藝品。また民藝運動で注目を集め、重要無形文化財にも指定される。
スマート萬古焼
焼き物の名前はちゃ~んと読める?(笑)
民藝品の名称って、間違えると恥ずかしい……。上の小鹿田焼は、おじかたやきじゃありませんから!(正:おんたやき)それでは、下の萬古焼(○○こやき)は? 読めるかな~?
MOLATURA[モラトゥーラ]
レンジスターmini
正解は“ばんこやき”。と学んだところで、早速アイテムを紹介。こちら電子レンジで使えて、そのまま食卓へ出すことができる便利な調理器。洗い物も減り、時短にも◎。W23.3×H8.55×D16.8cm。7480円(モラトゥーラ)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。