特集・連載
火の粉が飛んでも安心! キャンプに限らず街穿きできる「焚き火パンツ」
モノすごい機能で選ぶ冬の服 昨今進化が止まらない「モノすごい機能服」たちは、その性能を考えると冬を待たずに、“売り切れ→後悔”コースの逸材ばかり。「防寒」はもとより、「防止透湿」「発熱」「拡張」「伸縮」さらには、「抗菌」まで。時代の進化&人々の要望の中で爆誕しまくる最新鋭の機能服を、わかりやすく解説します♪ この記事は特集・連載「モノすごい機能で選ぶ冬の服」#19です。
普段から穿けるデザイン×難燃生地の合わせ技な3本!
なんで難燃?って、一言で言えばそこに焚き火があるから。キャンプの醍醐味たる焚き火で火の粉が爆ぜ、高価なダウンに穴が開いちゃった(涙)。化繊=石油由来なので考えてみれば当たり前の残念事例ですが、化繊素材の、この思わぬ弱点を補うのが難燃生地です。
かつてはアウトドアブランドの専売特許でしたが、昨今のキャンプブームを受けてファッション目線の難燃パンツも続々登場中! オシャレ度もアップし、キャンプに限らず普段から街穿きできちゃいますから!
HELLY HANSEN[ヘリーハンセン]
フレームプルーフデニムパンツ
ブランドの得意技たる難燃服の新作は、綿にコーデュラナイロンなどを混紡したフレームプルーフコーデュラデニムを採用。1万7600円(ヘリーハンセン原宿店)
NORDISK[ノルディスク]
ワークパンツワイド
同社のテントを彷彿させる、自然な凹凸の表情があるコットンリネンの11帆布に難燃処理を施した一本。2万9700円(ヒュッゲストア バイ ノルディスク)
GRAMICCI for ADAM ET ROPÉ[グラミチ フォー アダムエロペ]
難燃アウトドアパンツ
定番STパンツに、綿100%ながら耐熱防火服にも用いられるプロバン加工でハリと難燃性をプラス。1万8480円(ジュンカスタマーセンター)
どうして燃えにくいの?
一口に難燃生地といってもさまざまな種類がある。その一例として綿100%がウリの「プロバン」では、難燃剤で綿繊維を包み込む手法を採用。この難燃剤は着火後に炭化するため、綿を酸素から遮断することで自己消火されるのだ。へぇ~。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。