特集・連載
ノンネイティブ 藤井隆行さんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは #010
100人をめぐる、これからのシン・スタンダード モノを持たない風潮の今、本当に価値のあるモノってなんだろう? 身の丈に合わないモノはいらないし、ファストな使い捨てモノなんてもっといらない! とはいえ一切無駄を省いた生活もなんだか味気ないような……。大切なのは、何を所有するかよりも、どう向き合うかという視点。モノ選びの賢人たちは今、何を選び、どんなライフスタイルを志向するのか? 100人への取材を通じて、これからのスタンダードを探ります。 この記事は特集・連載「100人をめぐる、これからのシン・スタンダード」#10です。
「何度も観たスター・ウォーズに改めて感動させられるとは!」
ノンネイティブ デザイナー 藤井隆行さん
家電はインテリアを邪魔しない白で統一するのが僕の主義。空気清浄機なんかも白を選んでるんですけど、どうしてもテレビってオフ時は画面が真っ黒。
それがどうしようもなく嫌いで、ウチではプロジェクターを使ってます。だから音声はスピーカー任せ。もともと小型な“ミニ”を使ってたんですが、もっとスゴイってことを知ってコレを手に入れました。
見た目は巷のスピーカーと同じくらいのサイズ感ですが、決定的に違うのは「空間認識機能」です。部屋のどこに置いてもOKで、部屋の音響特性を自動的に分析してサウンドを勝手に最適化してくれてるんです!
もちろん内部の構造もバッチリ。低音に欠かせないウーファーはもちろん、小型スピーカーが7つも内蔵されていてサウンドが360度方向に出力されてるんです。
高音から重低音までそれぞれの音がクリアなのに全体のバランスもイイ。空間認識のおかげで、部屋のどこにいてもまるで映画館のサラウンドのような臨場感で、音量を上げても音割れしない。
じつはブルートゥースではなくWi-Fi接続だから音の遅れもほぼないんですよね。スター・ウォーズを観たときは驚きましたね! 宇宙空間で実際に体験しているかのよう。映画館? めっきり行かなくなりました(笑)
Apple[アップル]
ホームスピーカー
優れたオーディオテクノロジーを、ロゴさえ見せないシンプルな筐体に内蔵。Siriを搭載し音声操作が可能だ。Φ142×H172mm。2台のペアリングも可能。「HomePod」各3万6080円(Apple Storeコールセンター)
ノンネイティブ デザイナー
藤井隆行(ふじいたかゆき)
1976年生まれ。有名ショップの販売員などを経て2001年から「ノンネイティブ」デザイナーに就任。アップル製品に目がなく、ウォッチやイヤホン、アップルTVや最近発売されたのエアタグも所有する。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。