特集・連載
コラムニスト いであつしさんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは #008
100人をめぐる、これからのシン・スタンダード モノを持たない風潮の今、本当に価値のあるモノってなんだろう? 身の丈に合わないモノはいらないし、ファストな使い捨てモノなんてもっといらない! とはいえ一切無駄を省いた生活もなんだか味気ないような……。大切なのは、何を所有するかよりも、どう向き合うかという視点。モノ選びの賢人たちは今、何を選び、どんなライフスタイルを志向するのか? 100人への取材を通じて、これからのスタンダードを探ります。 この記事は特集・連載「100人をめぐる、これからのシン・スタンダード」#08です。
「松竹梅で言うところの松ジャージーである」
コラムニスト いであつしさん
そんなわけで緊急事態宣言が出てからずーっとジャージー。綿谷画伯から「いでくんはジャージーを着せたら日本一似合う」と言われるコラムニストである。むしろどんとこい!毎日ジャージー生活だ。
さてアメカジ好きには常識だが、ジャージーにも松竹梅がある。松は外に着ていってもダイジャブなやつ。竹は近所ならいいけど基本部屋着。梅はパジャマ代わりたまにそのまま部屋着。ざっくり言うとそんな感じである。
なあんてコラムを最初の緊急事態宣言が出たときにインスタに短期集中連載で書いてアップしていた。題して「いであつしのエブリデイジャージースタイル」。なにしろステイホームで取材も何にもできず毎日ヒマだったもんで。
そのときに、いであつし史上一番の松ジャージーに認定したのが、『ポストオーバーオールズ』のジャージーセットアップである。
それまで松ジャージーの王者は『チャンピオン』だったが、弱点は厚くて重ね着できず、洗濯してもなかなか乾かないこと。
ポストオーバーオールズのジャージーは絶妙な厚さのセットアップでジャケットやシャツを重ね着できるし、ポリエステル製だからすぐ乾いて3シーズン着られる。これならまたいつステイホームになってもダイジャブだぁ。(文/いであつし)
POST O’ALLS[ポストオーバーオールズ]
ジャージーセットアップ
裏起毛による保温力と、ジャージーのストレッチ性も兼備しつつハリ感がある。今季は一部仕様を変更して発売予定。「E-Z プルオーバーフーディ」2万5300円。「E-Z TOP PJ 1」2万8600円(ポストオーバーオールズ)
コラムニスト
いであつし
1961年生まれ。ファッション、テレビ、グルメなどを中心に執筆するコラムニスト。本誌では「居酒屋ナウのれん」を連載中。最近は、ジャージーや短パン姿で自宅菜園での野菜作りに一層のめり込んでいる。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。