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もしかしたらパリッとしたゴアテックス以上に、柔らかなフリースは都市生活に欠かせない。羊毛に代わる暖をとるギアとして生まれ、今ではアウトドアという文脈以上にアメカジにおける定番服。そんなフリースウェアの生みの親としても名高いのがパタゴニアのベストです。今回は、ド定番クラシック・レトロX・ベストと新定番レトロ・パイル・ベストの違いを徹底検証しました。

 

レトロ・パイル・ベスト

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同社が1970年代にリリースしていた名作、「レトロ・パイル・ジャケット」に着想を得て生み出された新作ベスト。1万5000円。

 

素材の違い

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柔らかくてキメ細かいシアリングフリース
レトロパイルに採用されているフリース生地は、よりソフトで肌触りも滑らか。

 

裏地の違い

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肌触りが柔らか〜い両面フリース
レトロパイルは裏地を排して両面フリース地にすることで、ソフトな羽織り心地を実現。

 

パターンの違い

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よりソフトでフィット感も高し!
両面フリースだから着心地は超柔らか♪ ラグラン仕様なので肩にも馴染むし、ボアフリース特有のゴワつきも軽減されているから、普段の着こなしにも取り入れやすいはずだ。

ピッグ アンド ルースターのTシャツ8500円。(問)ラッド タイムズ
ビームス プラスのパンツ1万3800円。(問)ビームス プラス 原宿

 

クラシック・レトロX・ベスト

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言わずと知れたド定番フリース。名前通りのレトロな表情と保温性の高さで、山好きと服好き双方に愛され続ける名品中の名品だ。1万9800円。

 

素材の違い

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厚手で保温性抜群のシェルパフリース
レトロパイルは裏地を排して両面フリース地にすることで、ソフトな羽織り心地を実現。

 

裏地の違い

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吸湿発散&通気性抜群のメッシュ裏地
レトロXは防風バリアをメッシュ裏地との間に挟むことで冷気の侵入を防いでいる。

 

パターンの違い

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モコモコ感とレトロ具合は上!?
肩や腰回りの縫製がレトロパイルより直線的なうえ、生地も厚手だからモコモコ具合は上。また衿と胸ポケをナイロン地で切り替えているぶん、レトロ感もきもち強めなのだ。

 

【総評】

双方“レトロ”の名を冠しているうえ、シルエットもほぼ同じなだけに印象は似ているものの、各項目を細かくチェックすると微妙な違いが浮き彫りに! 裏地がなくて両面フリースの“レトロパイル”は、柔らかさと軽さに秀でているのでレイヤード向き。一方、防風バリア&裏地付きの“レトロX”はアウター感覚で羽織れる保温性&存在感がウリ。と、微差こそ大差! 特性はそれぞれまったく異なるのです。

 

(問)パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
TEL.0800-8887-447
http://www.patagonia.jp/

※表示価格は税抜き

 


[ビギン2017年10月号の記事を再構成]
写真/竹内一将(STUH) 若林武志 上野 敦(プルミエジュアン) 三浦伸一
文/秦 大輔 礒村真介 押条良太(押条事務所) 黒澤正人 宮嶋将良(POW-DER) 臺代裕夢 灰岡美紗

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