アーバンリサーチ

ヴィンテージ服を熟知し、現代の技術を駆使して“最先端のクラシック”を生み出す英国人デザイナー、ナイジェル・ケーボン氏。今回見せてくれたのは、本来洗えないはずのツイード服が“洗える”というあり得ない奇跡!

171016_NK_05nc_01
ウォッシャブルウール マロリージャケット&パンツ

1950年代のエベレスト遠征隊が着用していたジャケットをベースにした「マロリージャケット」のモディファイドモデルと、新登場のモディファイド マロリーパンツ。どちらも従来よりシャープなシルエットが特徴のセットアップだ。肩&エルボーパッチにはコールドウェザークロスを採用。日本製。ネイビーとグレーの2色展開。ジャケット各7万8000円、パンツ各4万2000円。
 
洗うほど愛着が増して長く使える賢者の選択

“実は洗える”を謳うウエアは数あれど、まさかツイード服を自分の手で洗えるとは! 従来は縮みやヨレが生じるため自宅洗いはほぼ不可能でしたが、今回ナイジェル・ケーボンが開発したツイード生地は、力強いゴワッとしたタッチはそのまま(→ココが凄い)、縮みやヨレを気にせず、自宅でジャブジャブ洗えちゃうんです。

「ツイードは長〜く着て、じっくり育てる服。自分で手入れできたら素敵でしょ?」と話すのはケーボン氏。ヴィンテージ考古学者の異名を取り、素材を探求し続ける
この男にしかできない離れ業でしょう。なんせ「数千種の羊毛を研究し、天文学的な数のブレンド比率から見出した奇跡の配合」により実現した生地なんですから!

しかもエベレスト遠征隊の防寒着に由来するマロリージャケット&パンツに落とし込んでいるのが胸アツ! ガシガシ着て自分で洗って……を繰り返したその先には、レジェンド服が体に馴染んで、風合いもUPし、自分だけの一着に。洗濯した回数だけ愛着が湧くこのウエアこそ、5年後、10年後を見据えた賢者の選択と言えるのです。

 

なぜツイードが洗えるのか?

171016_NK_05nc_02
“水に浸けても毛先が絡みにくい”かつてないウールを開発

基本的にウール製品が洗えないのは、水分によってウロコ状になった羊毛の表面が開き、互いに絡み合って縮みやヨレが生じるため。スーツ地などの「梳毛」生地で洗えるものもあるが、それは生地表面を樹脂コーティングできるから。ツイードなど「紡毛」生地の場合、ゴワッとした質感が損なわれるためそれができなかったのだ。ナイジェル・ケーボン氏は今回、数千種類もの羊毛から“水に浸けても絡みにくい”ブレンド率を導き出すことに成功。野趣あふれるタッチのみならず、ケンプ(白くて粗い毛)まで見事に再現。つまり従来のツイードと同じ質感なのに、何度でも洗えるっていうこと!

“自宅で洗える”アイテムはほかにも!
171016_NK_05nc_06
ウォッシャブルウールニット

洗えるツイードのレシピをもとにした、ニットもあり。つまりこれも自宅洗濯OK。絨毛の粗野感があり、ジャケットと共地のツイードのエルボーパッチが付属。3万2000円。

171016_NK_05nc_07
ウォッシャブルウールキャップ

ヴィンテージのサイクルキャップをモチーフにした、浅被りの6パネルツイードキャップ。サイドの「1944」の刺しゅうは、機械も扱える職人も希少なハンドルミシンによるもの。風合い豊かで、一点一点表情も異なる。1万2000円。

171016_NK_05nc_08
ウォッシャブルウールベスト

ジャケット&パンツと同じ、洗えるツイードを使ったマロリーベストも登場。共地なのでこちらはスタンダードな3ピースになる。厚手だがしなやかで着こなしやすく、単品でもさまざまなレイヤードに活躍してくれる。3万9000円。

 
■商品のお問い合わせ先/アウターリミッツ☎03-5457-5637 ナイジェル・ケーボン 新宿伊勢丹店☎03-3352-1111(大代表) 松屋銀座店☎03-3562-2810 ナイジェル・ケーボン アーミー・ジム 中目黒本店☎03-3770-2186 ルクア大阪店☎06-6341-1213 福岡店☎092-761-8898 仙台店☎022-796-6981
http://www.cabourn.jp

写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/押条良太(押条事務所) スタイリング/武内雅英(CODE)

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ