特集・連載
ビームス 中田慎介さんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは #001
100人をめぐる、これからのシン・スタンダード モノを持たない風潮の今、本当に価値のあるモノってなんだろう? 身の丈に合わないモノはいらないし、ファストな使い捨てモノなんてもっといらない! とはいえ一切無駄を省いた生活もなんだか味気ないような……。大切なのは、何を所有するかよりも、どう向き合うかという視点。モノ選びの賢人たちは今、何を選び、どんなライフスタイルを志向するのか? 100人への取材を通じて、これからのスタンダードを探ります。 この記事は特集・連載「100人をめぐる、これからのシン・スタンダード」#01です。
「食わず嫌いは間違いだったと気づかされた」
ビームス メンズカジュアルディレクター 中田慎介さん
時計はヴィンテージロレックスからタイメックスまで、ファッションや気分に合わせていろんなものを着けます。なかでも今の生活にいちばんフィットしてるのがアップルウォッチ。「使い道がわからない」と食わず嫌いしてたんです、数年前までは。
きっかけは5年前に始めたランニングでした。健康のために始めたものの、生活はまだ不規則&不健康な自負がある。ずいぶん歳もとった。もし走行中に倒れたら……なんて一抹の不安を抱きながらランを続けていたとき、“転倒検出”なる機能があるのを知ったんです。
簡単に言えば、転んで一定時間リアクションや動作がないと自動的にSOSを発信できる機能。おかげで「もしも」に対する不安が少し和らいだのを覚えています。
もちろん、GPSや加速度センサー、心肺計測などで走行データを管理でき、音楽を保存&再生できるのもモチベ維持にうってつけなんですよね。LINEの返信やボイスメモを使ったり、マスクを着けたままiPhoneのロックを解除できたり、使ってみるとスマホライフが超スムーズに。こんなことならもっと早く取り入れればよかった(笑)。
アップルのコーポレートカラーと勝手に思い込んでいる“白”のスポーツバンドもイイ感じでしょ?
Apple[アップル]
アップルウォッチ
GPSや50mの耐水機能、心拍に加えて血中酸素ウェルネスの測定機能も搭載。健康管理はもちろんランニングデータの管理にも最適だ。「Apple Watch Series 6 44mm」5万380円~(Apple Store コールセンター)
ビームス メンズカジュアルディレクター
中田慎介(なかだしんすけ)
1977年生まれ。ビームスプラス 原宿のオープン時にスタッフとして入社した後、企画・バイヤーなどを経て2016年より現職に。健康のために始めたランニングは、タイムは追わずゆる~くが信条。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。