特集・連載
北欧インテリア AtoZ【A】アアルト夫妻
北欧インテリア界の最強夫婦「アアルト夫妻」とは
北欧インテリア A to Z 米国のミッドセンチュリー家具とかなら馴染みはあるけど、北欧インテリアって正直よくわからん……って人は、本特集を見れば即マスター!! シンプル&モダンな北欧デザインはどんな部屋にもハマるし、もともと日照時間が短くおうち時間を大切にする北欧の人たちの“よい家具を長く大事に使う”精神が宿る名作たちは、ひ孫の代まで愛されるはず♡ この記事は特集・連載「北欧インテリア A to Z」#02です。
北欧インテリア界の天才カップル
アアルト夫妻
あのイームズが影響を受けたというアルヴァ・アアルト。スチールパイプ全盛期に木材を使った「スツール 60」で大成功、その後のデザイン史を変えたフィンランドの巨匠です。
じつは、その成功の陰に妻アイノの存在あり! 寒冷地に適した温かみのある木材を使う発想は、他ならぬアイノとの生活から得たもの。アイノもまた夫に並ぶ才能で多くの作品を手掛け、アルテック2代目社長にも就任。まさに北欧インテリア界の最強夫婦なのです。
Artek[アルテック]
スツール 60
自国の豊富な白樺のバーチ材を使用し、丈夫で安定感のある世界初の「L-レッグ」を採用。1933年に発表されると、無駄のない美しいフォルムと木材の温かみが評判となり、欧米で大ヒット! サイドテーブルとして使えるのも◎だ。Φ35×H44cm。各2万6950円~(アルテック)
バーチの無垢材を直角に曲げた脚「L-レッグ」
iittala[イッタラ]
アイノ・アアルト ハイボールペア(手前)
アイノ・アアルト タンブラーペア(中央・奥)
1881年に創業したイッタラの、現在発売されている中で最も歴史ある本作は、水の波紋から着想を得たリング状のデザインが特徴的だ。2個セット。手前(クリア) 約Φ80×H110mm。3300円。中央(ダークグレー)・奥(リネン) 約Φ75×H90mm。2640円(イッタラ)
アアルト夫妻
(左)Aino Aalto(アイノ・アアルト)
(右)Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)
country:フィンランド
※表示価格は税込み
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。