特集・連載
そういや、ありそうでなかったGREATオックスBDシャツ
究極のシャツ10選 Tシャツならヘインズ、デニムならリーバイス、革靴ならオールデン……。では、10年経ってもクロゼットの中心から決して外れないシャツってなに? それがテーマです。“リピート買いが絶えない”や“タフネスの極み”、“定番のアップデート”etc.。昨日も、そして10年後の今日も、気づけば着てる“究極の日常シャツ”をじっくり選び抜きました。 この記事は特集・連載「究極のシャツ10選」#09です。
Graphpaper
オックスフォード B.D. ボックスシャツ
オックスフォードBDシャツ。それは、誰もが認める時代を選ばないベーシックアイテム。10年着たい名作はいくつも浮かびますが、なかでも人気のドメスティックブランド、グラフペーパー作のこちらは一味も二味も違います。
何と言っても最大の特徴は、このありそうでなかった絶妙なグレーのカラーリング。縦糸にブラック、横糸にグレーを用いて織ることで、他ではなかなかお目にかかれない深みのあるグレーに仕上げたというからさすが! 定番の安心感はそのままに、少し手間を加えた仕様はまさに「退屈でない普通を作る」というブランドのコンセプトの真骨頂と言えるでしょう。
今っぽさのあるビッグシルエットは、年齢を重ねてわがままボディになっても着られると思えばまた普遍的かと。
ドレスシャツとは違い、ガシガシ洗って着込むことで素材の風合いが増していく、地厚な国産オックス生地も至極。他じゃ真似できないグレーに、長年楽しめる技のオンパレードなんて、GREATすぎませんか?
Graphpaper[グラフペーパー]
オックスフォード B.D. ボックスシャツ
’80年代のアメリカのビッグシルエットなBDシャツをベースに、アームホールや丈感を細かく微調整。入荷→完売を繰り返している、ブランドを代表する定番アイテムだ。1万9800円(グラフペーパー フレームワーク)
ベーシックを更新するドメスティックブランド
難しい縦糸の調整で独特なグレーを構築
ベストな着こなし
「ベーシックだけど新鮮な全身グレートーン」
グラフペーパーのシャツ1万9800円、同パンツ3万800円(グラフペーパー フレームワーク) その他はスタイリスト私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。