特集・連載
中身が詰まってるで賞[ギュッとデザイン賞2021]
ギュッとデザイン賞 ここではモノに見識ありのビギン編集部員が独自視点で、グッドで“ギュッと”デザインなアイテムを選定! なかにはまさかのスイカ!?が選ばれたりと、バラエティに富んだ全21の受賞作品、ぜひご覧あれ。 この記事は特集・連載「ギュッとデザイン賞」#03です。
人でもモノでも、重要なのはガワより中身! ということで、その奥行きを垣間見るほど、魅力を実感できる傑作をピックアップ。一見すると普通だったり、地味だったり。でも侮るなかれ。中身のあるヤツってのは、いつだって最後に評価されるものなんです。
省スペースで快適でそのうえコスパも最高!
MARUTOMI[丸富製紙]
超ロング5倍巻きロール
一般的なロールの約5個分に相当する250m巻き。シングルながら柔らかなパルプ100%で、使い心地も良好。1ロール/実勢価格160円前後(丸富製紙お客様相談センター)
在宅時間が増え、日用品の消耗度合いが加速し続けていることに怯えている男24歳、一人暮らし。なかでもトイレットペーパーの出費はバカにならず、たまの安売り時に買い込む→居住空間が圧迫されるという悪循環に。そこから脱出させてくれたのが、驚異の1ロール250m巻きというコチラ。
芯なしなので一般的なペーパーの芯部分までロールがぎっしり。その圧巻の量は感動的! 使っても使っても終わらないから、取り替えのストレスも軽減&部屋もスッキリ。
僕自身は負のループから抜けたけど、このロールは無限にループしてるのか?と、毎回ヒザを打っています。もちろん、便座で。(ビギン編集部 ナカシマ)
ギリまで身が詰まった超薄皮の極甘スイカ!
小玉すいか うり坊
長崎県の萩原農場が開発した長楕円の小玉スイカ。一般に糖度12度ほどで十分甘いとされるなか、13度前後の高い水準を維持している。Sサイズ3玉/3480円(くだもの観覧車)
汗ばむ日も増え、そろそろ夏の風物詩が待ち遠しくなってきました。ただ、スイカって玉の割に意外と食べられる部分が少ないよな、と感じている人、多いのではないでしょうか? 私もそう思っていました。20年前までは。
当時のBegin本誌で紹介した際に衝撃を受け、そんな先入観を覆されたのがラグビーボール形のこの品種。小玉ですが、いざ切ってみると皮のギリギリまで真っ赤な果肉がギッシリ!
しかも糖度が高くて味も濃く、食感はシャキシャキ。味と食べ応えの総合評価でこのうり坊を超えるスイカは、そうそうないんじゃないのかな? 満足感も格別な絶品、ぜひご賞味あれ。(ビギン編集部 カネコ)
お札を品よく、お洒落に飾れます!
Kamisama To Ouchi[かみさまとおうち]
置ける神棚
倒木や間伐などによって時折流通する、希少な神宮杉を使った収納式のコンパクトな神棚。約10mm厚までなら、複数枚のお札を納められる。4万9500円(かみさまとおうち)
実家で暮らす私が最近気になっていたのが、母のお札の扱い方。棚に雑然と立て掛けてあるだけで、失礼でこそないかもしれませんが、何だか味気なくてありがたみもイマイチです。
とはいえ、これから大きな神棚を用意するというのは金額面でもスペース面でもあまり現実的じゃありません。そんな折に知ったのが、この“置ける神棚”です。お札を中に収納して、人工大理石の台座ごと飾れるというもの。
使っている木は伊勢神宮の杉や東京大学の演習林で育った樺桜など、霊験あらたかなものばかり。オシャレで見栄えも◎だけど決して軽薄にはならないから、我が家でも導入を検討中です。(ビギン編集部 カザマ)
※表示価格は税込み。
[ビギン2021年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。