特集・連載
名作がちっちゃくなったで賞[ギュッとデザイン賞2021]
ギュッとデザイン賞 ここではモノに見識ありのビギン編集部員が独自視点で、グッドで“ギュッと”デザインなアイテムを選定! なかにはまさかのスイカ!?が選ばれたりと、バラエティに富んだ全21の受賞作品、ぜひご覧あれ。 この記事は特集・連載「ギュッとデザイン賞」#01です。
世には物好きなら見た瞬間にヨダレを垂らしちゃうような、パブロフの犬的名作が存在しています。その威光は小さくなっても不変!ってかむしろ小さくなった分、オリジンより使い道はグンと広がった!? ここではそんな小なのに大を兼ねちゃう名作を表彰します!
サイズはダウンしても希少性と汎用性はアップ
VORNADO[ボルネード]
VFAN ミニ
20世紀中頃に考案された、ココんちお得意のアンティークなデザインを、そのまんまコンパクトにしたレプリカ版。前後にぐるっと角度調整可能。2万985円(HALプロショップ)
かれこれビギン歴10年超。ボルネードなんて、シャレオツな家電を特集する際に何度も何度も紹介してきました……が、これはさすがに見つけられなかった〜!だって小さいんですもん!(言い訳)。
流麗な金属フレームといい、渋〜いグリーンといい、クラシックなお顔立ちは、まさにサーキュレーター界のドンのそれ。なのにまさかの卓上サイズだなんて、これなら置く場所をまったく選ばなそう!
どうやら本来は米本国だけで流通しているモデルで、日本では一部の輸入雑貨店のみで展開されてる模様。サイズをダウンさせてるけど、逆に希少性と汎用性はアップさせてるなんてお見事!(ビギン編集部 セキグチ)
いかにも子供用!……じゃない見た目に萌え♡
KARIMOKU60[カリモク60]
Kチェアミニ
1962年誕生の名作を60%縮小した一人掛けソファ。木工加工、塗装、シートの縫製まで、オリジナルサイズとまったく同じ工程で作られている。モケットグリーン。3万8500円(D&DEPARTMENT)
昨年次男が生まれ、インテリアの見直しを図っていたなか、フト頭に浮かんだのが、この名作チェアに親子が並んで座る姿……どう考えてもお洒落すぎるやん!
子供用の椅子って、妙にカラフルだったり質感がチープだったり、“いかにも子供用”って感じで、リビングで浮きがちだったけど、これならそんなマイナス要素は一切なし。子供用に変にアレンジを加えず、あの和クラシックな名作の黄金比をそのまんま縮尺させたようなルックスに、やっぱりグッときちゃうんですよね。
これなら置いとくだけで部屋を洒落感で満たしてくれるから、子供たちが巣立っていっても愛し続けられるなと。(ビギン編集部 マスイ)
部屋のどこででも使えるフットワークの軽さが◎
Anglepoise[アングルポイズ]
ミニミニ
シェード内に調光可能なLEDモジュールを内蔵したり、電源供給にUSBケーブルを採用したりと、レトロな見た目に反してスペックは今どき。1万9800円(リンインクープ)
一昨年の春、編集部に配属になって、一人暮らししよう!と考えてた矢先に、Beginでタイムリーに企画された、“安くていいモノ暮らし特集”。その中で掲載されてたのが、この名作ランプ、アングルポイズのミニミニ版でした。
そうなんです! ミニ版もあるんですが、これは“ミニミニ版”ってのがツボ!オリジンは、大きさも存在感もとにかく半端ない。で、自分の部屋にはミニ版でもまだ大きい。ってことで、我が家のデスクランプ兼間接照明の筆頭候補になったのがコレでした。
バネを使った独自構造も、あのフォトジェニックな外見もそのまんま。もちろん移動もラクラクで、ミニミニさまさまです。(ビギン編集部 オオキ)
※表示価格は税込み。
[ビギン2021年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。