特集・連載
4cmとぺったんこ! 米国初の1万円台折り畳みチェア知ってる?
新時代コンパクトモノ宣言 「かなりの量のモノがあったけど、運ぶのは意外と楽だったよ♪」本特集を担当したスタイリスト談。いきなりなんなの!? って感じですが、コレ今回の特集の核心ズバッな話。折り畳める、重なる、小さくなる……省スペースで運ぶのも楽チンってこと! 家では邪魔にならないしね。ミニマル生活が叫ばれる今、モノ好きとしては見逃せないコンパクトの不思議な世界。無理なく、無駄なく、効率よく! その便利さを余すところなくお伝え この記事は特集・連載「新時代コンパクトモノ宣言」#05です。
学校にも病院にも馴染む椅子は当然、お部屋にも♡
アメリカで初めてスチール製の折り畳みチェアを作ったメーカーは?と問われて「クラリンのことかーっ!」と即答できる人はそういないでしょうが、その椅子はどこかで見たことあるって人が多いかと。
それもそのはず、クラリンの折り畳みチェアは、マジソンスクエアガーデンをはじめ、米国のスタジアムや病院、学校など、多くの公共施設で使用されている定番。アメリカ家具ツウからも“わかってる”セレクトとして親しまれる、アノニマスデザインの傑作なんです。
工業製品ゆえの無骨なルックスもさること、これの魅力にトドメを刺すのは価格。名作チェアには憧れるけど高価で……な~んて諦めている人も、1万円台となれば目の色が変わるでしょ?
しかもこの椅子、折り畳み性能も超がつくほど優秀で、畳むと約4cmという驚きの薄さに! 当然、壁に立て掛けた姿もスマート♡ 主役使いはもちろん、気の利いた来客用のサブチェアとして揃えるにもうってつけの選択といえましょう。
clarin[クラリン]
オールスチール フォールディングチェア
1925年に誕生した、アメリカにおけるスチール製折り畳み椅子のオリジン。平らでない地面でも荷重を掛けると4本の脚が接地する構造で、安定感が抜群。多くの公共施設で使われ続けている事実が、優れた機能とタフネスを物語る。
なお、すぼんだような形状の狭い背もたれは1950年代に見られたもので、パシフィックファニチャーサービスはこれを決め打ちで指定。ブラックは初登場のレア色だ。各1万7600円(パシフィックファニチャーサービス)
閉:W46.4cm H97cm D4cm
今季登場の特別なブラック
4cmとぺったんこ!
ぴーんと畳めるから重ねて立て掛けてもスマート
※表示価格は税込み
[ビギン2021年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。