特集・連載
デニム“左派”代表に右綾モデル!?
ブランド大研究2021 恒例「ブランド大研究」今年も開催! いつの時代でも揺るがない“ブランドの力オーラ=絶大な安心感”を持つ名作を、「なぜ便利?」「なにがすごい?」「比べてみて……」etc.とあらゆる角度で検証、“使える!!”をわかりやすく解説します。知られざる隠れ傑作から希少なレアモノまで、もれなく紹介。情報過多に惑わされずココから選んで、“買ってよかった~♡”を実感ください! この記事は特集・連載「ブランド大研究2021」#24です。
右綾デニムを採用した復刻作
左綾といえばリー。リーといえば左綾というほどに、左綾デニムが十八番なリーのパンツ&ジャケット。ですが、第二次世界大戦期に右綾デニムを採用した異端児が存在したんです!
右綾デニム
厳し~い物資統制によりあらゆるディテールが簡略化され、より広く使われていた右綾デニムの採用を余儀なくされた“大戦モデル”。それを忠実に再現した“アーカイブス”の復刻作は、ツウから「それ、リーの大戦モデル!?」なんて突っ込まれるだけでなく、いつものリーとはひと味違った色落ちも楽しめます♪
さまざまな仕様が簡素化された大戦モデル
LEE[リー]
WWⅡ 101J COWBOY JACKET
リーの歴史的な名作を忠実に再現する“アーカイブス”シリーズから。現存数が少ない大戦期モデルをベースに、右綾デニムによる簡素化されたデザインを蘇らせた。3万3000円。(リー・ジャパン カスタマーサービス)
バックルバックが省略されリベットとプリーツのみに
工数と糸を削減するための2本ステッチも再現
オリジナル刻印ではなく汎用の月桂樹ボタンを採用
since:1889
country:アメリカ
雑貨の卸売り業として創業し、自社工場で始めたワークウェアが労働者やカウボーイから絶大な支持を獲得。ハリウッドを代表するスターが多く着用したことでも知られる。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。