特集・連載
今一番使える革靴って何? “厚底ローファー”比較研究
ブランド大研究2021 恒例「ブランド大研究」今年も開催! いつの時代でも揺るがない“ブランドの力オーラ=絶大な安心感”を持つ名作を、「なぜ便利?」「なにがすごい?」「比べてみて……」etc.とあらゆる角度で検証、“使える!!”をわかりやすく解説します。知られざる隠れ傑作から希少なレアモノまで、もれなく紹介。情報過多に惑わされずココから選んで、“買ってよかった~♡”を実感ください! この記事は特集・連載「ブランド大研究2021」#22です。
履き心地はスニーカーで週7活躍の“厚底ローファー”
ボリュームある足元がトレンドだけど、時には革靴で締めたい。これを両立するのがラバーソールの厚底ローファーという選択。履き心地は楽でも見た目は上品。オンオフ使えるのも便利です♪
ラグソールで骨太化したローファーの元祖
ポッテリ ← ☆☆★ → ほっそり
G.H.BASS[ジーエイチバス]
元祖ペニーローファーのスタンダードなアッパーデザインに、ラギッドなラグソールを組み合わせたスタイルが新鮮! 艶やかな光沢を放つハイシャインレザーとのコンビも、より大人っぽい印象が高まっている。限定モデルなのでお早めに! マッケイ製法。2万4200円(GMT)
Since:1876
country:アメリカ
ジョージ・ヘンリー・バスが設立。1936年生まれのローファー「ウィージャンズ」が代名詞。アイビーリーガーに愛され、マイケル・ジャクソンが「スリラー」のPVで着用した。
使われているのはどんなソール?
「ライトウェイトラグソール」
ブーツに見られるようなラグソールを使用。ボリュームたっぷりだが、ネーミング通りの軽さが特徴で、見た目に反して非常に軽い履き心地が楽しめる。凹凸のあるグリップに優れたラグソールも履きやすく、濡れた路面も安心。
チャーチの永世定番も山ソールでボリュームUP
ポッテリ ← ☆★☆ → ほっそり
CHURCH’S[チャーチ]
かつてジョージ6世が履いたローファー、「ペンブリー」に登山用ソールをドッキングした注目作! アッパーはチャーチならではのポリッシュドバインダーカーフで、美しい光沢と高い防水性能も備えている。グッドイヤー製法。8万1400円(チャーチ クライアントサービス)
Since:1873
country:イギリス
靴の聖地、ノーサンプトンで創業。正統派の英国靴、価格と質のコスパの高さから「英国の良心」ともいわれる。映画『007』のジェームズ・ボンドが愛用することでも知られる。
使われているのはどんなソール?
「サンモリッツソール」
イタリアのソールメーカー、サンモリッツ社のラバーソールを使用。本格的なトレッキングシューズにも使われる、プロ仕様の登山用ソールでグリップは抜群! しかも重厚な見た目から想像できないほど軽く、柔軟な点も高名だ。
日本の職人ワザを駆使したダッドなローファー
ポッテリ ← ★☆☆ → ほっそり
YAMACHO MADE[ヤマチョウ・メイド]
丸みのあるぽってりフォルムのローファーに、ボリュームがあってフラットなモルフレックスソールをプラス。どしっと骨太な存在感があり、着こなしのアクセントとしても効果的。スタイルUPにも一役買いそうだ。セメント製法。3万9600円(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)
新色ブラウンも!
Since:2020
country:日本
日本の熟練の職人が生み出す、三陽山長の新レーベル。持ち前の高品質な生産背景を活かし、トレンド感あるデザイン、個性を強調したモデルが揃う。モダンな機能性も見所だ。
使われているのはどんなソール?
「ビブラム モルフレックスソール」
世界的なソールメーカー、ビブラム社のモルフレックスソールに着目。ならではの高いグリップを保ちつつ、同社のソールでもっとも軽量。屈曲、衝撃吸収に優れ、革靴とは思えないほど歩きやすくデイリーな一足にピッタリ♪
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。