日本の正統スウェットも今どき化が進行中
ゆったりはゆったりでも別注&オリジナルでちょっと違う
ジャパンスウェットの王道ループウィラー。じつは最近ゆったりシルエットが増加中で、これがまた旬のゆるい着こなしにハマる♪ 一歩出し抜くループウィラー、オリジナルから別注モデルまで注目のゆったりループを実際に着て、サイズ感を比較しました!
LOWERCASE別注(ライト吊り裏毛)
少~しの“ゆったり”はインにもアウトにも
ゆったり ← ☆☆☆★ → スッキリ
身幅をややワイドに設定し、ルーズとジャストの中間的なルックを追求。ゆとりを感じつつ、スマートに見えるシルエットが巧い! 首元のガゼットをボディと共地とし、ステッチで切り替えを表現したミニマル感も大人っぽい。1万8700円(エディフィス 新宿)
品格あるネイビーが◎
GRAPHPAPER別注(ライト吊り裏毛)
中肉厚の裏毛を大人にちょうどイイワイドに
ゆったり ← ☆☆★☆ → スッキリ
シックなカラーと程よくゆとりあるシルエットで大人っぽく着られる本作。唯一ラグランスリーブをセレクトし、一段とリラックスした着心地が楽しめる。グラフペーパーならではのパターン、色使いによりルーズでも上品に着られる。2万6400円(グラフペーパー)
特注のシックなチャコールグレー
LW313(エキストラライト吊り裏毛)
最軽量スウェットが美ドレープに!
ゆったり ← ☆★☆☆ → スッキリ
ループウィラーの吊り裏毛で一番薄手で軽いLWエキストラライトを使用。スタンダードモデルに比べると、身幅で約25%ワイドに。やりすぎないちょいBIGなシルエットが程よく、ベーシック好きでも気軽にトライできる♪ 1万5400円(ループウィラー 千駄ヶ谷)
柔らかく軽~い最薄裏毛生地
LW313(ヘヴィウェイト吊り天竺)
ハリある天竺がワイドを強調
ゆったり ← ★☆☆☆ → スッキリ
Mサイズで身幅が65cmと、ウィラーのなかでもとくにワイド。裏毛ではなくさらりとした天竺ボディで、今っぽいゆったりめのロンT感覚で着られて、年中使いやすい。左胸にはさりげな~く同色の刺繍ロゴをプラス。1万7600円(ループウィラー 千駄ヶ谷)
パリッとハリある天竺生地
定番スウェットのサイズもおさらい
LOOPWHEELER[ループウィラー]
LW01
《ジャストで着てカッコいいこれぞ基本のサイズ感》
スウェットのオリジンに一番近い製法で作る、ループウィラーの根幹「LW01」。Mサイズで身幅58cm、着丈68cmと、細くも太くもない中庸のシルエット。ジャストで着て、オーセンティックなスタイルを楽しみたい。1万7600円(ループウィラー 千駄ヶ谷)
LOOPWHEELER[ループウィラー]
LW250
《ベーシックかつスマートな印象で着られる新定番》
LWベーシックより軽量な、ライト吊り裏毛を使った「LW250」。軽快な素材感に加え、ゆるい衿ぐり、スリムなシルエットを採用し、モダンな雰囲気で着られる。LW01と着丈は同じだが、身幅はMサイズで52cmと6cm細い。1万6500円(ループウィラー 千駄ヶ谷)
ループウィラーの生地は何でイイの?
糸に余計な力をかけず、1時間に1mしか編めない旧式の吊り編み機
《旧式の編み機を蘇らせたジャパンスウェットの立役者》
1960年代後半以降、それまで主流だった吊り編み機に代わって高速で生地を編むシンカー編み機が主役となり、吊り編み機を扱う工場は激減。ループウィラーは和歌山に奇跡的に残っていた旧式の吊り編み機を使い、古きよき正統スウェットを現代に蘇らせた!
糸に負担をかけないからこそのふんわり裏毛♡
Since:1999
country:日本
1960年代までに活躍していた旧式吊り編み機によるスウェット作りを行う。今や国内外の人気ブランドも日本随一のクオリティに惚れ込み、別注オファーが絶えない存在となった。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。