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Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスの2つ折り財布

これ以上に便利なアイテムはいっぱいあるのに、なぜWHCのベーシックな革小物は別格の人気を保っているのか? それを紐解く企画をお届け。本質を求めるなら必読です!

歴史は偉大だ。10年経っても裏切らない。真剣に財布を選ぶと行き着くのはココかも!?

モノ選びの基準が“便利さ”や“快適さ”に傾いているにもかかわらず、ホワイトハウスコックスが作るクラシックな革小物は依然高い人気。

なかでも“2つ折り”こと「S7532」(写真右上)は、若い世代を含めて今とても好調です。それはなぜか? 感度の高い人たちに支持されるセレクト店「レショップ」の金子恵治さんは次のように語ります。

レショップの金子恵治さん
「絶大な安心感を持てる財布って、他にないかも」―金子恵治さん

「財布のように長く使うことが前提のアイテムは、愛着が持てるかどうかという点も大事な要素。そういう意味で、使うほどに味が増すブライドルレザーを使ったWHCの財布が支持されるのはわかります。またカタチもいい」

「とくにこの2つ折りは、手に持った感じも懐にしまった感じも、とてもしっくりくる。ライフスタイルの変化に合わせて多様な財布がある今の時代、若い人には一見、一世代前の財布のように映るかもしれませんが、いろいろ試すとやはりこのカタチが一番バランスがいいと感じるんじゃないでしょうか」

さらに金子さんは、WHCの2つ折りは、デザイン的に主張しすぎないところも魅力だと言います。

「装いに合わせて財布を替えることってなかなかしないと思うんです。だから、こういう“名脇役”的存在の財布は好都合。それでいて一目でWHCとわかり、英国製らしい端正さがしっかり感じられるのもいいですね」

Tシャツ+ジーンズに革靴を合わせる感覚と似て、これさえ持っていればスタイルがぐっと引き締まる。歴史あるブランドが長年作り続けてきた定番にはやはり独特の格があります」

じつは金子さん自身、常にこういう10年、20年と残るアイテムを目指して商品を企画しているそう。

モノを作っていると市場が望むことに安易に反応してしまいがちですが、それでは長く残るものは生みだせない。こうしてWHCの革小物を拝見すると、改めてそんな思いが強くなります」

レショップの金子恵治さん

レショップ コンセプター
金子恵治さん

エディフィスのバイヤーを務めた後に独立。いくつかの企業、ショップ、プロジェクトでの活動を経て、2015年レショップを設立。最近ではジャーナル スタンダード内のSTANDARD JOURNAL や、WEEKEND、THECO-OP、INVENTORYなど、その活躍は多岐にわたる。

 

新旧コンパクトウォレット2傑

Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスの2つ折り財布
(左下)SLIM ZIP WALLET【S3068】 (右上)COIN WALLET【S7532】

[新]SLIM ZIP WALLET【S3068】
普段使いはもちろんサブ財布としても優秀

Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスのSLIM ZIP WALLET S3068

Whitehouse Cox[ホワイトハウスコックス]
SLIM ZIP WALLET【S3068】

キャッシュレス決済が増え、最低限の現金やカードしか持たない人にはこちらの新作がおすすめ。薄型&コンパクトながら内部片面にカード段、中央には仕切りとなるコインポケットを装備。L字ジップはスイスのriri社製だ。W11.5×H9.5cm。全6色展開。各2万2000円。

Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスのSLIM ZIP WALLET S3068
中央には仕切り兼用のコインポケットあり

[旧]COIN WALLET【S7532】
浮気してもココに戻りたくなる男財布の雛形

Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスのCOIN WALLET S7532
アナログのぬくもりが心を豊かに

Whitehouse Cox[ホワイトハウスコックス]
COIN WALLET【S7532】

本国展開モデルをベースに、日本紙幣用にサイズを若干拡大して1990年代に投入されたコインケース付き2つ折り財布「S7532」。シンプルにして使いやすい意匠が受け、男の尻ポケに収まり続けてきたロングセラーだ。W10.5×H9.8cm。全6色展開。各3万7400円。

Whitehouse Cox ホワイトハウスコックスのCOIN WALLET S7532
頑丈なブライドル革を職人技で端正に縫製!

WHCの揺るがない本質①
約150年にわたる英国ハンドメイド

 
ホワイトハウスコックスの英国の自社工場
 
英国ウォルソールにて1875年に創業したWHC。馬具作りでスタートしたが、やがてブライドルレザーを用いた端正な革小物を主力とするように。今なお英国の自社工場にてハンドメイドを遵守する稀有なメーカーだ。

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