特集・連載
名門のポリベストでテレコの法則入門!
ブランド大研究2021 恒例「ブランド大研究」今年も開催! いつの時代でも揺るがない“ブランドの力オーラ=絶大な安心感”を持つ名作を、「なぜ便利?」「なにがすごい?」「比べてみて……」etc.とあらゆる角度で検証、“使える!!”をわかりやすく解説します。知られざる隠れ傑作から希少なレアモノまで、もれなく紹介。情報過多に惑わされずココから選んで、“買ってよかった~♡”を実感ください! この記事は特集・連載「ブランド大研究2021」#15です。
気に入って買った一着、でも出番が少なくてタンスの肥やし……なんてよくある話。中に差しても、アウターとしても映える服選びを心得ればそれも即解決!
オジサン臭はゼロで新鮮味がグッと向上!
あえて素材感のまったく違う服同士を掛け合わせて、メリハリを強調することで、奥行きのあるこなれた着こなしをつくるというのが、度々提唱しているテレコの法則の本懐。結論から言えば、最も手っ取り早くそれを叶えてくれるのがポリエステル製のベストです。
「何で?」と思ったら自分のクロゼットを見てください。コットンやらウールやらが多いでしょ? そんな自然由来の素材の対極にあるのがポリエステルで、最もレイヤードに特化しているのがベストというワケです。
大事なのは上品なイメージのブランドを選ぶこと。そうすればカジュアルな着こなしでもしっかり大人っぽくキマります。気温と着こなしが不安定な時期にこそ、実用的アクセント、オススメです!
クリーンな現代的軍モノ
ENGINEERED GARMENTS[エンジニアド ガーメンツ]
カバーベスト
これまでのプルオーバーから前開きに仕様変更された人気定番。極薄ポリエステルタフタの落ち着いた光沢と、左右非対称なポケットが洒脱。3万5200円(エンジニアド ガーメンツ)
IN:少量でも効く、光沢感
[着こなしポイント]ストライプシャツにオリーブという男らしいマッチングはともすれば土クサくなる。でも、そこに化繊のベストが加われば、着こなしが一気に軽やかに。
ハバノスのジャケット3万800円(HEMT PR)スリードッツのTシャツ1万2100円(スリードッツ青山店)ブルックス ブラザーズのデニム3万1900円(ブルックスブラザーズ ジャパン)コンバースの靴6380円(コンバースインフォメーションセンター)
OUT
ワーダーのシャツ2万3100円(デザインワークス イチキュウロクゴ トウキョウ)ブルックス ブラザーズのパンツ1万7600円(ブルックスブラザーズ ジャパン)
Since:1999
country:アメリカ
ネペンテスアメリカ代表の鈴木大器さんが3本のパンツからスタート。トレンドに左右されないクラシックなメンズスタイルを貫き、日本人初のCFDA正式メンバーになった。
外・内で映える名作キルト
LAVENHAM[ラベンハム]
カラーレスジレ
表地にダイヤモンドキルト、裏地に厚手のビッグワッフル生地を使ったベストは福井県のファクトリーブランド、ジャックマンとのコラボ作。3万8500円(ヒットユニオン)
IN:Vゾーンの演出に最適な深さ
[着こなしポイント]コーデュロイトリムで元々表情豊かなベストは、同系色のシャツの上に羽織ると過剰に主張せず、統一感が増す。衿元すっきりな、スタンドカラーが鍵。
ア ボンタージのジャケット3万5200円(ブリックレイヤー)フジトのシャツ2万2000円(シップス 渋谷店)ヴァーティゴ デザインのパンツ1万4300円(マルベリー)イノヴェイトの靴2万2000円(デサント トウキョウ)アスリドアのキャップ6600円(ハンドイントゥリーショールーム)
OUT
キャプテン サンシャインのシャツ3万6300円(キャプテンサンシャイン)スローンのTシャツ9680円(スローン)バーンストーマーのパンツ1万6280円(HEMT PR)
Since:1957
country:イギリス
エリザベス女王に仕える女官だった、ミセス・エリオットが設立したキルティングウェアの先駆者。ホースブランケット製作が起源で、英国の伝統を今に残すものづくりが持ち味。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。