特集・連載
今さら聞けないダニエル&ボブのオテッロショルダーの3つのこと
当たり前の名革靴&名レザーカバン レザーシューズ&カバンは「当たり前」が一番。値も張るしね。ここでは、男の普遍ワードローブをピックアップ!でも、ド定番だけに「あ~、ハイハイ……」とぶっちゃけ知ったかぶった経験あるでしょ? 今さら聞けない(泣)コトをガッツリ“ご本人”に取材したので一夜漬けでこっそり復習を♡ この記事は特集・連載「当たり前の名革靴&名レザーカバン」#14です。
「レザーバッグ」の当たり前
【ダニエル&ボブ】オテッロショルダー
2003年に日本初上陸。“肩掛けくったりレザー”のバッグで、一躍名門ブランドとしての地位を確立したダニボブ。近年はショルダーや巾着系など、小型バッグが人気を博している。
country:イタリア
上質レザーだから身軽なのに品があるでしょ?
Daniel&Bob[ダニエル&ボブ]
オテッロショルダー24
ショルダー、サコッシュ、クラッチの3wayで使用可能な秀逸作。シュリンク革と柔らかなスエードを貼り合わせたことで独特のハリがあるのも魅力です。W26×H18.5×D4cm。3万8000円(ダニエル&ボブ)
“ご本人”に質問
Q1.バッグじゃなくベルト作りがスタート?
A.その通り。創業者が仲間のために作った手作りベルトがすべての出発点。それが評判を呼んだことから小さな工房を構えるようになり、やがて鞄や革小物へとコレクションを広げていったんだね。
ちなみにベルトは数々の有名ブランドにも供給。ウチのブリーフなどに使われる三層のレザーを手縫いで仕上げた“ジルハンドル”は握り心地がいいと言われるけれど、あそこにはベルト作りで培った経験と技術が生きているんだよね。
“ご本人”に質問
Q2.当時のダニボブと雰囲気変わった?
A.上陸当時はバケッタ革に職人の手絞りでシワを入れた“ローディー”という素材が人気で、デザイン的にも男らしくガシッと肩掛けできるワンハンド鞄の「ジョシュア」や「ジャスミン」がバカ売れしてたから、僕のようなフェミニンな鞄を見るとそう思われるかもしれないな。
表情豊かなオリジナルレザーはブランドの生命線
でもよく見てもらえば、僕もけっこう男心をくすぐるんじゃ? 表情豊かなオリジナルレザーや堅牢な仕立て、細部のこだわりは昔とまったく変わってないよ。
“ご本人”に質問
Q3.今、人気のある売れ筋って?
A.トートやブリーフも変わらず人気だけれど、必要最低限の小物をしまえるくらいのコンパクトな鞄の売れ行きが今はいいね。自分で言うのもなんだけど(笑)、僕のようにサコッシュ感覚で使えるショルダーや、「ピーサッカ」と名付けられた巾着型のポーチが男女問わず好調!
素材ではシュリンクレザーにスエードを貼り合わせたダブルフェイス素材の“アルチェ・アピコート”が人気。あ、これも僕が使ってる素材だった(笑)。
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。