完成まで5年 リーガル×アキレスがまさかのコラボシューズを発売

新素材ミッドソールの反発弾性＆衝撃吸収性はハンパなし！

リーガルコーポレーション（前・日本製靴）が、リーガル（REGAL）の生産を開始してから今年で60年目となります。と、そんなおめでたい、このタイミングでユニークなコラボアイテムのビジネスシューズが誕生しました。

そのコラボのお相手はアキレス（Achilles／1947年設立。本社：東京）です。前身は1907年設立の織物メーカーで、のちにゴム製品の製造・販売に転換。現在では各種プラスチック加工品＆産業資材の大手として有名ですが、シューズについても、スポーツシューズやハイキングシューズ、サンダル、レインシューズ、はてはビジネスシューズも（！）と多彩なジャンルを展開しています。普通、コラボというと異業種同士の協業となりますが、5年の歳月をかけて誕生した、このリーガル×アキレスはある意味、同業同士が互いの強みを活かして実現させた点でユニークなのです。

アキレスが開発した素材に、すぐれた反発弾性と衝撃吸収性により “走るリカバリーシューズ”として多くのランナーに支持されている「メディフォーム（MEDIFOAM）」なるスポーツシューズ用PU素材があるのですが、じつは今回のコラボアイテムは、その「メディフォーム」の特性をさらに向上させた「アクロフォーム（ACROFOAM）」のミッドソールを搭載。両社は革との相性など、さまざまな調整を重ねたことで、これまでにない快適な履き心地のレザーシューズを生み出しました。

じつはこの「アクロフォーム」、なかなかにスゴイ素材なんです。一般的なスポーツシューズに使われるEVAソールと比べたとき、反発弾性で約50％向上。衝撃吸収性で約10％もすぐれており、一般的なPU（ポリウレタン）素材と比較しても、約1.6～2倍もの反発弾性を備えているのです。聞けばアキレスの実験で、17mの高さから厚さ5cmの「アクロフォーム」のシートに落とした生卵が、割れなかったばかりか、なんと8.5mも跳ね上がったというのですから驚きます。しかも、へたりにくく、一般的なEVAの約3倍もの耐久性も備えているというのです！(※以上、全てアキレス社のデータによる)

反発弾性と衝撃吸収性という、相反する性能をこれまでにない高いレベルで両立させた「アクロフォーム」の搭載により、今までにない異次元の履き心地を実現。その軽やかさと快適さを体感すれば、誰もがとりこになること請け合いです。しかも、全4型のいずれもがリーガルらしいアメトラスタイルゆえ、ビジネスから休日まで幅広く活躍してくれるはず！

アッパーとアウトソールの間に搭載されているのが、アキレスが開発した最先端素材「アクロフォーム」から成るミッドソールだ。この素材はアキレスのシューズの前足部に使用されているが、ビジネスシューズでは、今回のコラボアイテムが初となる。

ウィングチップ以外にもプレーントゥ「80WRBH」（写真）、ダブルモンクストラップ「82WRBH」（ともにブラックの展開）、チャッカブーツ「83WRBH」（ブラック、ダークブラウンの展開）をラインナップ。素材やサイズなどはウィングチップに同じ。各3万800円。

問い合わせ先／リーガルコーポレーション お客様相談窓口　☎ 047-304-7261
https://base.regal.co.jp
 
※表示価格は税込

文／山田純貴