特集・連載
今さら聞けないレッド・ウィングのポストマン オックスフォードの3つのこと
当たり前の名革靴&名レザーカバン レザーシューズ&カバンは「当たり前」が一番。値も張るしね。ここでは、男の普遍ワードローブをピックアップ!でも、ド定番だけに「あ~、ハイハイ……」とぶっちゃけ知ったかぶった経験あるでしょ? 今さら聞けない(泣)コトをガッツリ“ご本人”に取材したので一夜漬けでこっそり復習を♡ この記事は特集・連載「当たり前の名革靴&名レザーカバン」#01です。
「通勤ワーク靴」の当たり前
【レッドウィング】ポストマン オックスフォード
郵便局員や警察官、駅員などに向けて1954年に発売を開始。以降、’90年代までアメリカの郵便局の指定靴であったことから「ポストマンシューズ」の愛称で呼ばれるようになった。
country:アメリカ
雨の日通勤もドンと来い! の365日仕様だぜ
RED WING×BEAMS[レッド・ウィング×ビームス]
ポストマン オックスフォード ゴアテックス
袋状になったブーティ構造のゴアテックスのほか、高機能断熱材シンサレート&衝撃吸収素材ポロンも内蔵。かつての別注モデルと同様に、アッパー素材をブラックスエードにアレンジした。4万5000円(ビームス 原宿)
“ご本人”に質問
Q1.黒スエードは昔からあるの?
A.生まれたときから、僕のアッパーは光沢感のあるガラスレザーだったんだ。理由は、こまめに磨かなくてもピカピカに見えるから、と言われているよ。
それが2014年、ビームスの別注で初めて黒スエードのタイプを発売したところ、大・大・大好評♪ 後にレッド・ウィングの定番になったんだよ。
表革よりもカジュアルなパンツとの相性がいいからね。それでいて大人っぽい雰囲気だから、スーツに合わせて通勤する人も多いんだよ。
“ご本人”に質問
Q2.なんでソールが平べったいの?
A.いわゆるサービスシューズ(制服着用の職業向けのドレッシーなワーク靴)の多くはヒール付きだけど、僕の自慢はフラットソール。
これは、重い郵便カバンを抱えて歩き回る配達員の足元を靴底全面で支えるためなんだ。クッション性&グリップ力の高い発泡ラバー素材で、長時間歩いても疲れにくいんだよ。エッヘン。
さらにコツコツ足音を響かせず、配達先の庭の芝生を荒らさないための配慮でもあったんだ。偉いでしょ?
“ご本人”に質問
Q3.いつの間にゴアテックス搭載に?
クッション性のあるキルティング仕様のゴアテックスを内蔵!
A.ゴアテックスを初採用したのは最近で、昨年の春のこと。併せてアッパー素材を本気のワーカー用モデルに使われている防水・透湿レザーに変更して発売されたんだ。
これにより、晴れでも雨でも雪の日でも無問題のオールウェザー対応に進化し、平日も休日も関係なく365日いつ如何なる場面でも無敵!な一足になったってわけ。
悪天候でも歩いて郵便物を届けて回った、あの頃の配達員の方々にもぜひ履いてもらいたかったなぁ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。