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monthly dig タイトル

いつの時代も、まだ見ぬ良品を欲するはモノ好きの性。ここでは、毎月編集部が見つけた掘り出し物をゴールドラッシュ時代の採掘者さながらに深掘り! 好奇心と物欲のおもむくまま、ディグしていきます。

60周年のエドウインがたどり着いた極上生地

EDWIN エドウイン503 レギュラーストレート
エドウイン503
レギュラーストレート

3種類の形が揃う“503”の中で、中間に位置するもっともニュートラルなシルエットがこちら。デニムらしいタフさは維持しつつ、従来のデニムに比べると肌触りのよさが格段に向上している。自社工場で生産される、正真正銘のメイド・イン・ジャパン。9790円。

編集部 フクニシ

よく見ると違う! 新生503のこのドレスな表情の秘密とは?
(編集部 フクニシ)

先頃リニューアルを果たした“503”。濃紺だけど、柔らかくてわずかにパッカリングの出た生地は明らかにワンウォッシュ。しかし、そこにはまるで糊の利いたリジッドのような光沢が。

EDWIN エドウイン503 レギュラーストレート

実はこの質感、一般的なデニム生地が横糸に単糸を用いるのに対し、複数の糸を撚り合わせてつくる精紡交撚糸なる糸を使って織り上げているのがその秘密。精紡交撚糸は毛羽立ちが少なく、一般的に細番手の糸で、ドレスシャツなどにも使われるもの。当然上品なんですが、反面、強度に欠けるという問題も。

そこで今回の503では7番手クラスの太番手とすることで、美しい表情を保ちつつ耐久性を向上! もちろん、このクリーンさは穿き込んで色落ちしても続きます。

そもそも、ワンウォッシュとは1963年にエドウインが日本で初めて着手した加工。そこから約60年、ブルージーンズの新たな可能性を拓いてくれたのは、またしてもこのブランドでした。

クラボウの特許技術を用いた世界でも他に類を見ないデニム生地

EDWIN エドウイン503 レギュラーストレート

クラボウと共同開発した生地は、表面のなめらかさとインディゴブルーの発色のキレイさが特徴。ポリウレタンを混紡していて、質感のよさを際立てつつ、ストレッチが利いているのも嬉しい。

ウォッシュ加工の先駆者による光沢が損なわれないワンウォッシュ

秋田県にある「ジーンズM.C.D.」という加工工場

写真は秋田県にある「ジーンズM.C.D.」という加工工場。用いているのはオゾンを使うエアーウォッシュという製法で、色落ちが美しく環境負荷が少ないのが利点。

 
(問)エドウイン・カスタマーサービス
☎ 0120-008-503
https://edwin.co.jp/
 
※表示価格は税込み。


[ビギン2021年5月号の記事を再構成]写真/上野 敦 ダリウス・コプランド(以上、プルミエジュアン) 文/今野 壘 イラスト/TOMOYA

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