特集・連載
100年を超えるブランド史のアーカイブを忠実復刻する[チャンピオン トゥルー トゥ アーカイブス]
ヴィンテージ好きは二度見必至!! チャンピオンのセカンドパテント
今月のマンスリーDig いつの時代も、まだ見ぬ良品を欲するはモノ好きの性。ここでは、毎月編集部が見つけた掘り出し物をゴールドラッシュ時代の採掘者さながらに深掘り! 好奇心と物欲のおもむくまま、ディグしていきます。 この記事は特集・連載「今月のマンスリーDig」#01です。
いつの時代も、まだ見ぬ良品を欲するはモノ好きの性。ここでは、毎月編集部が見つけた掘り出し物をゴールドラッシュ時代の採掘者さながらに深掘り! 好奇心と物欲のおもむくまま、ディグしていきます。
古着ではまず出会えない希少ピースが誕生!
チャンピオン
リバースウィーブ® 2ndパテント
クルーネック スウェットシャツ
2TONE
シルバーグレーの肉厚なスウェットを使用したヘリテージモデル。前後差の小さい首元や、太い袖もレトロ感十分だ。ちなみに、特許を取得したサイドのリブ使いは、“エクスパンションガゼット”というのが正式名称。2万2000円。
チャンピオンで発掘! ヴィンテージ通のみぞ知るセカンドパテント
(編集部 オオキ)
例えばこれが古着屋にあったとしたら、ヴィンテージ好きは二度見必至。というのもこのスウェット、王道チャンピオンの中でも超コアな初期モデルで、彼らが通称“セカンド”と呼ぶ代物なんです。
そもそも“リバースウィーブ”は両脇のリブ使いのことだと思われがちですが、丈の縮みを防止するために生地の縦横を逆転させるという特許を取得した作りのこと。
そうなると今度は横方向に縮んじゃう……ってことで最初期のモデルにサイドのリブを追加し、2度目の特許を取得したのがこの、“セカンド”なんです。要は今日まで続く名作の原型で、それを忠実に復刻した一着ということ。
さらに本作は身生地部分をあえて褪色させることで、独特の2トーン仕様に! これは現存する当時モノの部位による褪色度合いの差を再現したもので、その風格は状態のよいヴィンテージさながら。通にこそ刺さる2トーンならぬ、通トーンセカンド、ここにあり!
マニア垂涎の“タタキタグ”採用
2つのパテントが並ぶ1952年のリリース当時のタグは、フォントや内容まで忠実に復刻。取り付けは四方を囲むように縫い付けるスタイルで、古着好きの間では“タタキタグ”の呼称で親しまれている。
身生地部分をあえて褪色させ2トーンに!
生産から半世紀以上経ったリバースウィーブでは、ボディと随所のリブとで、色のフェードのペースが異なるというのは“古着あるある”。新品の状態で再現しているのがニクい。
(問)ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
☎ 0120-456-042
https://www.hanesbrandsinc.jp/champion/c/c20/
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]写真/上野 敦 ダリウス・コプランド(以上、プルミエジュアン) 文/今野 壘 イラスト/TOMOYA