特集・連載
曲げわっぱ界の革命児!本格派なのに扱いやすくて長〜く使える弁当箱
知っておくべき基本&最強ツール ビギンが大切にしてきたのは「誰でも&簡単に、はじめられる!」ってなやさしいレクチャー。だって“Begin”ですもん。そこで本企画では、“新しいことはじめる!”をお題にさまざまな「ことはじめスタートダッシュマニュアル」を入魂作成。絶対に損しない、最良の道筋がココにあります。世界一やさしくアナタの背中を押しますよ♪ この記事は特集・連載「知っておくべき基本&最強ツール」#05です。
外食ランチを控えがちなご時世、弁当をはじめる好機です。弁当箱は多少値が張っても、見栄え◎で長〜く使える曲げわっぱが結果超お得! なかでも使い勝手がいいのは……?
教えてくれたのは
料理家 弁当コンサルタント
野上優佳子さん
学生時代を含め、30年以上も弁当を作り続ける。その深い知見を活かし、弁当に関する講演やメディアへの出演多数。これまで使用した弁当箱の数は、300個超!
20年使っても大丈夫っ!
「栗久は永久」説
気軽に外食に行けない……ならこの際、弁当生活にシフトしよ! ってことで上の画像にご注目。じつはコレ、ぜ~んぶコンビニのレトルト♪ 曲げわっぱマジックにかかれば、たとえ手抜きでも高級仕出し弁当風情に変わるわけです。
曲げわっぱは数あれど、この栗久は国の伝統的工芸品に指定される秋田県大館市の伝統ある老舗メーカー。使用する天然秋田杉は細やか&真っすぐな木目が特徴で、耐久性も高く、きちんと扱えば20年使っても問題ないそう。
「私が何年も使ったあと友人の娘さんに譲った栗久の曲げわっぱは、今も現役で活躍しています」と話すのは、弁当箱に造詣が深い野上さん。
「生活に寄り添った使いやすいデザインも魅力。無垢で仕上げた杉本来の調湿作用を生かしたご飯用、油染みを防ぐ塗装を施したおかず用の2段仕様とは、まさに気が利いています」。
杉の香りがほのかに漂い、ご飯は冷めてもふっくらもちもち♡ そんな贅沢が味わえる本格派でいて扱いやすいとあれば、毎日使いたくなるはず!
収納時はコンパクトに
栗久
レディース入子 弁当箱
明治7年創業の老舗にして、日常使いしやすいモダンなデザインを得意とする秋田の曲げわっぱメーカー。グッドデザイン賞を受賞したこの弁当箱は、入れ子構造によりスッキリ収納が可能。蓋を開けたときに漂う天然秋田杉の香りも食欲を誘う。1万5000円(栗久)
飽きのこないデザインと使いやすい2段仕様がすごい!
上段/ウレタン塗装
[揚げ物OK]
内側はウレタン塗装が施され油が染みにくいので、揚げ物も気兼ねなく詰められる。
下段/無垢
[米が旨い]
杉の調湿作用が、ご飯の適度な水分をキープ。冷めてもベチャつかず、ふっくら艶やか。
レトルトでもドヤ顔できる曲げわっぱ弁当の盛り付けテク
メインのおかずは対角センター置き
長さのあるおかずは弁当箱の中央に対角線上に配置すると、インパクトのある見栄えに。あとはその隙間を埋めるように詰めればOK。
茶+緑の2配色で十分!
くすんだ赤や紫を足せばもっとカッコいい!
基本、おいしい茶色のおかずに緑を加えるだけでサマに。さらに足すなら金時豆やしば漬けなど木目と相性のよいくすんだ赤や紫が◎。
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。