パナソニックが“携帯できる”次亜塩素酸除菌スプレーを開発

外出先で次亜塩素酸を作って、その場でシュッと噴霧除菌

例の感染症流行によって、巷ではさまざまな種類の除菌・殺菌商品が出回っていますが、そんななか、2月1日発売のパナソニック「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー」をイチオシしたいと思います。

次亜塩素酸は、塩水を電気分解することで生成される水溶液で、アルコールと同様に菌の繁殖を抑制する効果を持ち、しかも安全性が高いという利点から、水道水の浄化、食材の洗浄、プールの消毒など幅広く利用されています。が、その一方で時間が経つと、すぐに除菌効果が弱まる性質であるため、アルコール消毒液のような長期保存はできず、持ち歩いて使うのも難しいという弱点があるのです。

しかし、この悩ましい問題を見事解決したのが、パナソニックのこの除菌スプレーなんですね。チューブ入りの塩水を本体に注入し、スイッチを押すと本体内部で電気分解が行われ、約1分後に塩水が次亜塩素酸に変わる仕組みで、あとはそのまま除菌したいモノにシュッと噴霧し、布で拭き取れば完了。と、使い方はじつに簡単。要は、その場で次亜塩素酸を作って、効果が最大限の状態でスプレー除菌ができちゃうという画期的な商品ってワケ。ちなみに1回の塩水注入で全部を使い切る必要はなく、時間が経って再び除菌したいときには、スイッチを入れ直して次亜塩素酸を生成させればよく、とても経済的です。

しかも軽量なうえ、小さなポーチにも収まるコンパクトサイズなので持ち運びもイージー。スーパーに入ったら買い物カゴやショッピングカートにシュッ、外食先でテーブルやソファにシュッ、登校したら自分の机にシュッ……と、いつでも＆どこででもお気軽に次亜塩素酸除菌。「神経質すぎないか？」なんて思われそうなシーンでも、使い方がユニークだから、逆にまわりの人たちにお披露目して、堂々と除菌しちゃいましょう！

使い方は、以下のとおり。①噴射ノズルを外し、同梱の専用の塩水（1パックで約50回分の噴霧が可能）を本体内のタンクに注入（写真上）。②電解スイッチを長押しすると、スリット部分が青く点滅して電解が始まる。③約1分弱で点滅が消え、電解が完了。④除菌したいモノに噴霧。⑤布などですぐに拭き取り、30秒放置すれば完了。なお、スイッチを押してから4時間以上が経過すると補充液は塩水に戻ってしまうが、その際は再度、上記②～⑤を行えばヨシ。

問い合わせ先／パナソニック 給湯・電化商品 ご相談窓口　☎ 0120-878-695（受付9:00～18:00）
https://panasonic.jp/sanitizer/
 
※表示価格は税抜き

文／山田純貴