日に日に寒さが強まってきました(本気で寒っ)。となると、アウターの出番です! というわけで、目利きの「リアルでガチな愛用品」を紹介する本連載15回目は、ダッフルコートに目がない早川さんが登場。ダウン、フリース、レザーなどもいいですが、クラシックさが魅力のダッフルってのもたしかにアリですね! 今年のアウター買い足しの参考にしてもらえればと思います♪
今月のMr.モノ好き
フィギュア インク
ディレクター
早川雄介さん
アフロヘアでお馴染みの若きPRディレクター。クラシカルななかにもトレンドを取り入れたスタイリングを得意とする。ここ最近はダッフルコートの復権もあり、ショップからネットまで、くまなく探しまくっているとのこと。
【“愛用ダッフル”No.1】
インバーティアのダッフルコート
「少産=レアな一着です」
イギリスの老舗コートブランドですが、コレはパッチワーク風のクレイジーパターンを採用。大量生産できない、激レアな一着なんです。
世界初のリバーシブルコートを開発し、その名を世に広めた英国ブランド、インバーティア。「現在展開されているのは単色モノが多いのですが、コレは数種類の生地を組み合わせたクレイジーパターンを採用した珍コートです。で、調べてみると、オーダーが入ったら製品化しようということで、ブランドが試しに作ったものだそうです。残念ながら製品化には至らなかったようで、それはもったいない!と思ったあるショップがサンプル分だけ販売させてもらったものらしく、ほんの数点しかないレアもの。さらに、某メゾンブランドと同じ素材を使っているので、品質の高さも◎。この冬はデニムやチノと合わせたカジュアルな装いで、久々にガッツリ着まくる予定です!」。
珍しいクレイジーパターンのダッフル。パンチ力十分です!
【INVERTERE/インバーティア】
●商品名
【ダッフルコート】
●価格
【15万円くらい】
●購入年
【2018年】
【“愛用ダッフル”No.2】
アタのダッフルコート
「細部のディテールがニクいね♪」
パッと見は普通のダッフルですが、生地やフード、パイピングにこだわっています。モノ好きのブツ欲を刺激するディテールワークに惚れました♡
「じっくり見てみると、随所にブランドのこだわりが仕込まれていて気に入りました。二重織りのメルトン地を使ったボリュームのあるフードは、着こなしのニュアンスにもなるし、マフラーなしでも防寒性を確保。それと袖が折り返しのパイピングや、着こなしに緩急がつくAラインと、どこをとっても僕好み。白っぽいので、フェミニンなニュアンスを取り入れてみたいですね」。メンズの白ダッフルは珍しいし難易度も高そうですが、早川さんが着ればシャレオツ♪ なんだかファッションの楽しさを再確認できる、そんなモノ選びと着こなしですね。
冬らしい白のコートはお洒落度抜群。女性ウケもよさそうです!
【ATHA/アタ】
●モデル
【ダッフルコート】
●価格
【9万円くらい】
●購入年
【2020年】
【“愛用ダッフル”No.3】
ニュータームのダッフルコート
「早川サイズ(笑)」
このダッフルは着丈が僕の体型にぴったり。それとサイドにスリットが設けられているので動きやすいなど、デザインがめちゃ優秀なんです。
高身長ということもあり、体型に合ったコートがなかなか見つからなかった早川さん。そんなとき、偶然出会ったのがこれだったそうです。「ニュータームのダッフルは長すぎず短すぎない着丈が◎。なので、ゆったりとしながらもきちんとしたスタイルにまとまります。それに、サイドにスナップボタン式のスリットが設けられていて動きやすい。表地はヘリンボーン織りの厚手なウール地で、裏地にはキルティングを張り合わせているので保温性も高い。どんな着こなしにも合わせやすく今冬はフル登板しそうです」。
たしかにご自分でもおっしゃるとおり、とってもお似合いです!
【nuterm/ニューターム】
●モデル
【ダッフルコート】
●価格
【10万円くらい】
●購入年
【2020年】
写真/鈴木克典 取材・文/宮嶋将良(POW-DER)