カジュアルだけじゃなく、キレイめにも着回せる！ 今どきミリタリー最“善”線

手持ちのアウターを、カジュアル用、キレイめ用てな具合に分けている人も少なくないのでは？　その点、今どきのミリタリーアウターは、ライナー付きで幅広い着方に対応。おまけに、キレイめスタイルにもハマる優れモノが増えているんです！

飾らないミリ顔がキレイめ服にマッチする

ミリタリーアウター＝カジュアル専用と限定するのは早計。だってこの冬はキレイめ服にも合わせられて、そのうえ何通りもの着方ができるライナー付きアウターが続々と登場しているんですから。

たとえば、シアトル生まれのカブーがリリースしたこちらの一着。アメリカ軍の野戦コートをベースにしたコットンダック生地のコートのキモはボタンで着脱できるフリースライナー。

〈コート＋ライナー〉〈ライナー単体〉〈コート単体〉という3通りの着方ができるうえ、軍モノ特有のシンプルデザインのおかげでキレイめ服とも意外なほど相性ヨシ。

秋ならシンプル顔のフリースライナーをニット感覚でセットアップにINしたり、春ならシャツの上にブルゾン代わりに羽織ったり、ピリッとミリタリースパイスの効いた上品カジュアルをモノにできるんです。

何より寒さが厳しい冬場はコンビ使い、春や秋は単体使い、と3シーズン使える点もうれしいかぎり。こうした着回し自在の汎用性に加え、スタイリングのマンネリも打破できちゃうのが、今どきミリタリーの最善線なんですな。

KAVU［カブー］
KV65

スタンドカラーと裾のフィッシュテールが特徴的な米国陸軍のM-65パーカがモチーフ。内側が黒のボア素材になった軽量のフリースライナー付属。肩が落ちぎみのオーバーシルエットも今の気分にぴったり。2万2000円。（エイアンドエフ）

ラギッドなムードを醸し出すコートのボディは、コットン100％のダック生地。がっしりとした生地は、丈夫かつ風を通さない。また、経年変化による味わいも期待できそう。
 

付属のフリースライナー

［秋］ライナー単体
まさかのカブーをキレイめIN！

あえてドレスに使うギャップが新鮮！　ア ボンタージのジャケット3万8000円、同パンツ2万2000円。（ブリックレイヤー）　アーバンリサーチ ドアーズのカットソー5000円。（アーバンリサーチ ドアーズ ルミネ新宿店）　フットザコーチャー×エディフィスの靴4万9000円。（エディフィス 新宿）

［冬］コート＋ライナー
寒さの厳しい冬は重ねてヌックヌク♡

スローンのニット3万2000円。（スローン）　ワーク ノット ワークのパンツ3万2800円。（アーバンリサーチ TOKYO）　キジマ タカユキの帽子8000円。（ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店）

［春］ライナー単体
上品チェックシャツにブルゾン感覚でサラリ♪

ビームス プラスのシャツ1万3000円。（ビームス プラス 原宿）　エディフィスフォー ベルナール ザンスのパンツ3万9000円。（エディフィス 新宿）　トリッカーズ フォー シップスの靴7万2000円。（シップス 渋谷店）　ホワイトハウスコックスのベルト1万8000円。（グリフィンインターナショナル）

［春］コート単体
春色カットソーの上から軽やかに羽織る

アイスブレーカーのカットソー1万6500円。（ゴールドウイン カスタマーサービスセンター） 　スティル バイハンドのパンツ1万7000円。（スタイルデパートメント）　スペリー トップサイダー×ビームス プラスの靴9500円。（ビームス プラス 原宿）

他にも着回し力抜群な3wayが！

軍モノ×サイケ柄の斬新な組み合わせ

CAL O LINE［キャルオーライン］
バルカラーM-65モッズコート

染色によるタイダイ柄が存在感抜群。生地は軽いナイロンタッサーだが、衿と前立てに中綿がサンドされるなど防寒性も隙なし。パイル製ライナー（別売り）も用意。コート4万5000円、ライナー2万3000円。（ユナイト ナイン）

パイル製ライナー（別売り）

単体使いもキマる玉ねぎキルトライナー

BEAMS［ビームス］
3way BDUブルゾン

米軍の野戦服をモチーフにしたジャケットは、ハリコシのある綿100％ボディ。付属の中綿入りライナーはブルゾンより着丈が若干長めに設定され、組み合わせた際にレイヤードしたように見える。2万6000円。（ビームス 原宿）

付属の中綿入りライナー

 
※表示価格は税抜き

［ビギン2021年1月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。