特集・連載
名門セレクトがホレるワケ
マッキントッシュ×エディフィスの傑作キルティングジャケットを復刻!!
マッキントッシュの効(き)聞(き)利(き)きコート[クチコミ]マニュアル いつの時代も魅力が褪せない恒久コート、マッキントッシュ。そのコートは何に効き、男はなぜここに辿り着くのか? 服好きたちの伝聞を通じて唯一無二の所以に迫ります。いざ、利きコートができるほどのマッキン通を目指しましょうぞ! この記事は特集・連載「マッキントッシュの効(き)聞(き)利(き)きコート[クチコミ]マニュアル」#06です。
Édifice
「幻のキルティングジャケット」
ここ数年「マッキントッシュといえばエディフィスだよね」なんてお客さんの声が数多く届きました。そこで、9年前、惜しまれつつも廃番となっていたライニング仕様のキルティングジャケットを復刻!
じつはライニング仕様のウェーヴァリーはエディフィス発案! 今回のオーダーもエディフィスとマッキントッシュの長年に渡る信頼関係があって実現したものです。オンはもちろん、エディフィスらしいオフスタイルを提案するのに、ウェーヴァリーはドンピシャでした。
近年は名だたるモードブランドもキルティングジャケットを再構築していますよね。要所のボタンをメタルにした本作もほんのりモードが薫る一着。普段着をちょっぴりラグジュアリーに、品よくまとめてくれます。
ライニング仕様の傑作キルティングジャケットを復刻!
羽織るだけでコーディネイトがキマる完成度の高さ、モノが放つパワーがマッキントッシュの魅力だと語る大瀧バイヤー。エディフィスとマッキントッシュの付き合いは古く、おそらくは30年近く前からとのこと。
今では定番のライニング仕様のキルティングジャケットは、じつはエディフィスの提案に端を発するというから驚きです。そして今季は、長らくその姿を消していた赤いライニング仕様の傑作を復刻! 華やかな裏地が目を惹く一着が完成しました。
「第一ボタンやチンストラップを留めるボタンには、煌びやかなドットボタンを選びました。モードが薫るキルティングジャケットというのも新鮮ですよね」と大瀧さん。個性派を狙うならコチラです!!
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
エディフィス限定 WAVERLY
ウェーヴァリー ライニング仕様
スーツにキルティングジャケット、の礎を築いた傑作をベースに依頼。赤の裏地でアクセントを添えつつ、要所へメタルのドットボタンを配置。ラグジュアリーな趣がさらりと薫る大人顔に。6万5000円。(エディフィス 新宿)
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
HALKIRK
ハルカーク コットン製バルカラーコート
ゆとりのある身頃や自然に落ちる肩、長めの着丈を特徴とするこちらは、今のバランスにしてクラシックが薫る一着。素材はナチュラルストレッチの利いたチノクロスで、軽快に羽織れる。13万6000円。(エディフィス 新宿)
エディフィス バイヤー
大瀧北斗さん
2008年にエディフィス仙台店のオープンスタッフとして入社し、’11年にバイヤーとなり今に至る。マッキントッシュのファクトリーを訪ねた経験もあり、別注の熱意もハンパじゃない。
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年1月号の記事を再構成]文/秦 大輔 イラスト/TOMOYA