特集・連載
洗濯機で洗えるレアなツイード&レザーを発見!
カジュアルファッション教本 スーツならいつもビジッと着こなしてるよっていうアナタでも、カジュアルなファッションとなるとどう? 急に雲行きが怪しくなる人も多いんじゃないかと……(汗)。何もかも生活様式がリセットされた今、男のお洒落にトレンド追従や高級志向は一切不要! これからの時代に必要なのは、ベーシックな服を正しく着こなすためのデリカシー=気配りの細やかさだとBeginは考えます。というわけで、お金をかけずとも(あるいは少しの投資で)、“デリカシー”のある男になるための企画を用意しました。 この記事は特集・連載「カジュアルファッション教本」#24です。
「アウターはまず洗濯しない」「洗えるニットはそう珍しくない」けれど、アウターだってできれば洗えたほうがいいはず。で、なんと洗濯機で洗えるレアなアウターを見つけました!
ナイジェルはよくある梳毛のウォッシャブルウールでなく、粗野な毛羽感がウリの紡毛を縮まないように特殊加工。モトはタンナーに企画を持ち込んで洗える馬革を開発。
他者にも、自分のニオイはもちろん、菌にも配慮できる大人でいることが大切な時代ですから~。
紡毛なのに水洗いできる!という奇跡
Nigel Cabourn[ナイジェル・ケーボン]
アトキンソンジャケット
南極探検隊が着用したアウターをベースにしたアトキンソンジャケットがウォッシャブルウールで登場。縮絨しやすい紡毛ウールなのに縮みにくく、なんと洗濯機で洗えちゃう点がエラい。6万8000円。(アウターリミッツ)
CLOSE UP
《粗野なのにウォッシャブル》太く短い紡毛ウールなので、リッチな毛羽感が独自の味となる。
絶対にゴワつかない驚異の馬革
MOTO[モト]
ウォッシャブルレザーカバーオール
濡れると硬くなる植物タンニンなめしでなく、特殊なクロームでなめしたホースハイドジャケット。今季はリーの91-Jをベースにしたカバーオールが登場! 洗濯機で丸洗いでき、乾燥後の硬化もないのだ。10万円。(モト)
CLOSE UP(表地)
《起毛ホースハイドをラフアウトに》しっかりと毛足の長い、恐らく世界初の洗えるホースレザー。
CLOSE UP(裏地)
《一枚仕立てだから柔らか》程よく肉厚ながら、デニムジャケットより軽量に仕上がっている。
今どきはバッグも洗えちゃう!
BARNEYS NEW YORK[バーニーズ ニューヨーク]
エコスエードバッグ
リアルスエードのようだがじつは化繊だから、洗濯機で丸洗い可。左/2万9000円、右/1万5000円。(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)
CLOSE UP
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。