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焚き火こそ、冬キャンプの主役

焚き火こそ、冬キャンプの主役!

冬のキャンプは火起こしに始まり、火の始末で終わる。つまり焚き火こそ、冬キャンプの主役! 凍てつく寒さで冷え切った体と研ぎ澄まされた感覚に、パチッパチッと焚き火の音とジンワ〜リな熱が心地よく染み入ります!
 

基本を知って、あとは自由に楽しむ!

焚き火マイスター 猪野正哉さん

焚き火マイスター
猪野正哉さん

TV、雑誌をはじめ数々のメディアにて、焚き火のスタイリングやレクチャーなどを手掛ける焚き火マイスター。活動の中で培ってきた焚き火のハウツーや知識を美しいヴィジュアルとともに解説した、初の著書『焚き火の本』1980円(山と渓谷社)が絶賛発売中。

現在のキャンプシーンは一大焚き火ブームの真っ只中。その“火付け役”である焚き火マイスター猪野さんに“焚き火ビギナーの準備”について聞きました。

「まず準備するものは焚き火台とその下に敷く耐火マット。環境への負荷を減らすためにもこの2つは必ず準備しましょう。あとは耐火グローブと火バサミ。着火剤もあると便利です。」

さらにカタチあるモノの準備よりも大事という“心の準備”についても「焚き火ってキャンプでは当たり前の光景ですが、危険がつきものということを忘れてはいけません。」

「なので自分がコントロールできる範囲でムリなく楽しむことが肝要で、風の強い日はやらないなど、時にはやめる勇気も大事です。手に負えない焚き火はただの火遊びですからね」と説きます。

ギアも心も準備が整ったらあとはお酒を飲んだり、コーヒーを淹れたり焚き火を囲んだスローな時間を自由に楽しむ。「またやりたい」。そう思えることが、いい焚き火だったという証なのです!

焚き火を知る3つの基本のき

焚き火を知る3つの基本のき

【1】燃えやすい()を知る
針葉樹は油分を含むので火付きがよく燃えやすい。逆に広葉樹は火持ちはいいが火付きがよくない。つまり最初は針葉樹をくべて、火が安定してきたら広葉樹の薪を入れるのがベスト。焚き付けには拾った小枝なども有用だ。

焚き火を知る3つの基本のき

【2】()れいに組んでみよう
焚き火台の形状に合った組み方をするのもスムーズな着火のポイント。今回使った焚き火台は逆四角錐の形状のため大きな薪で土台をしっかり作り、その上に焚き付け用の細かい薪を扇形に組む。炎に空気が届く組み方を意識しよう。

焚き火を知る3つの基本のき

【3】()がるなのはジェル着火剤!
固形の着火剤より量や着火する位置を手軽に調整できるジェル状の着火剤がオススメ。もし着火剤がないときは油分を大量に含んだ杉の枯葉や松ぼっくりを探してみよう。落ち葉は水分を多く含み、大量の煙りが出るため避けたい。

焚き火 チャッカマンでも全然OK
チャッカマンでも全然OK

焚き火台 マルチファイヤーテーブル

日暮れとともにいよいよ焚き火に没頭。心地よい音と暖かさを生み出す焚き火をより快適に楽しむ道具のひとつが、焚き火台を囲うマルチファイヤーテーブル9000円(尾上製作所)。炎との距離を保ってくれて、なおかつ温かい飲み物が入ったカップの保温などにも効果的と、安全面、実用面どちらにも有用なアイテム。また肩から掛けたブランケットも焚き火ではマルチに活躍する。ブランケット、焚き火台は下で詳細をチェック!

HORSE BLANKET RESEARCH ホースブランケットリサーチ ホースブランケット

HORSE BLANKET RESEARCH[ホースブランケットリサーチ]
ホースブランケット

膝掛けにも敷物にも羽織るのにも使える万能なウール100%のブランケット。W168×D60cm。3万円。(…..リサーチ ジェネラルストア)

焚き火台はキャラを知って選ぼう!

一口に焚き火台といっても、その用途や形状はさまざま。定番として実用性が証明されているモノから、時流を読み解いたウルトラライトなモノや新進気鋭の一台まで。コンパクトかつインパクトな現代の焚き火台を厳選してご紹介。
 

王道ベーシック派

Snow Peak スノーピーク 焚火台L スターターセット
べんり~

Snow Peak[スノーピーク]
焚火台L スターターセット

スノーピークの大定番であり、焚き火台という概念をこの世に生み出した元祖。パイオニア的な一台だが、誕生からそのデザインをほとんど変えることなく今日にいたる。アイテムとしての完成度の高さがうかがえる。2万4800円。(スノーピーク)

Snow Peak スノーピーク 焚火台L スターターセット
オールインセット!

 

軽量コンパクト派

ピコグリル PICOGRILL ピコグリル398
かる~い

PICOGRILL[ピコグリル]
ピコグリル398

ソロキャンパーやギア好きたちから熱い視線を浴びるウルトラライトな焚き火台。なかでも絶大な人気を誇るのがスイス発のピコグリルだ。わずか442gの本体は専用収納袋A4サイズに収まる。1万1637円。(ワンダーラスト イクイップメント)

ピコグリル PICOGRILL ピコグリル398
雑誌1冊分とほぼ同じ442g!

 

ロマン重視派

トリパスプロダクツ TRIPATH PRODUCTS グルグルファイヤーM
アガる~

TRIPATH PRODUCTS[トリパスプロダクツ]
グルグルファイヤーM

ビームスが別注をかけるなどファッション的にも大注目なのがこちらの焚き火台。正方形の火床と蓋の中に全パーツが収まり携帯性に優れ、蓋はそのまま薪置きに使えるなど、すべてにおいてムダがない。2万3800円。(トリパスプロダクツ)

トリパスプロダクツ TRIPATH PRODUCTS グルグルファイヤーM
もはやアート!

 
※表示価格は税抜き


[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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