特集・連載
ON⇔OFFコート選びで重要な着丈の“ゴールデンレングス”って知ってる?
カジュアルファッション教本 スーツならいつもビジッと着こなしてるよっていうアナタでも、カジュアルなファッションとなるとどう? 急に雲行きが怪しくなる人も多いんじゃないかと……(汗)。何もかも生活様式がリセットされた今、男のお洒落にトレンド追従や高級志向は一切不要! これからの時代に必要なのは、ベーシックな服を正しく着こなすためのデリカシー=気配りの細やかさだとBeginは考えます。というわけで、お金をかけずとも(あるいは少しの投資で)、“デリカシー”のある男になるための企画を用意しました。 この記事は特集・連載「カジュアルファッション教本」#07です。
長すぎず短すぎずの着丈82cm(+10cmまで)がベストと覚えましょう(※Lサイズの場合)
着丈のバランスこそオン⇔オフ兼用コートの生命線。短すぎるとジャケットの裾がハミ出してみっともない。かといって長すぎるとドレス感が強くなり、休日使いがイマイチに。
そこでリサーチした結果辿り着いたひとつの答えが、オン⇔オフ兼用服の名手、マッキントッシュ フィロソフィーのキルティングコートです。着丈は82cm(Lサイズの場合)。ジャケットの裾が見える心配はない長さで、かつ程よく軽快感のある膝上丈ゆえ、カジュアル使いにもバッチリ。
じつはこの着丈、同ブランドが長年のコート作りで導き出した“ゴールデンレングス”なんだとか。へぇ~。
さらに名ブランドのコートを調べた結果、オン⇔オフ兼用なら82cm+10cmまでの着丈が“ちょうどいい”レンジと判明。これが間違いないコート選びの絶対条件だったのです!
“伝家の宝刀”的な着丈が自慢のベーシックコート
Lサイズ
MACKINTOSH PHILOSOPHY[マッキントッシュ フィロソフィー]
高密度タフタキルティングコート
クラシックなホースライディングジャケットをモチーフにしたコート。中綿の膨らみを抑えたキルトや台衿がビジネスシーンにも対応できるスタイリッシュなイメージを演出。内側に4つのポケットを装備する。4万4000円。(SANYOSHOKAI カスタマーサポート)
【ON】着丈が短すぎないからスーツのドレス感を損なわない
着丈が長めのジャケットでも、裾がすっぽり隠れる。ゆったりめのサイズ感のため、スーツの上に羽織ってもスマートなシルエットが損なわれない。エディフィスのジャケット2万円、同パンツ1万3000円。(以上、エディフィス新宿) その他はスタイリスト私物。
【OFF】膝上丈だからジャケット感覚でサラッと羽織れる♪
シップス エニィ×ジェームスシャルロットのニット1万6300円。(シップス エニィ 渋谷店) ユニクロのジーンズ3990円。(ユニクロ)ニューバランスの靴2万8000円。(ニューバランス ジャパンお客様相談室)キュービッツの眼鏡2万3000円。(ブリンク ベース) その他はスタイリスト私物。
ON⇔OFF ちょうどいい着丈のコートは他にも!
Lサイズ
WOOLRICH[ウールリッチ]
フーデッドシティコート
オンオフ兼用を体現するベーシックコートは表地がゴアテックス、中綿がプリマロフトという完全防水仕様。顔周りを包むフードや袖口のリフレクターなど機能性ディテールも満載。10万3000円。(ウールリッチ 青山店)
Lサイズ
UBR[ウーバー]
7030 レギュレーター コート
スーツとの相性も抜群なステンカラー。表地は防水透湿性に優れたストレッチのソフトナイロン、中綿はプリマロフトと機能性は本格派。衿裏のブラックリフレクターは衿立て時のアクセントに。6万4000円。(デルタ)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。