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カシオ オシアナス Japan Indigo 藍 マンタ OCW-S5000APL-2AJF

文字盤やクロコバンドなどを阿波藍で染め上げてブランドカラーを表現

カシオ計算機は2018年6月から、日本伝統のガラス工芸である江戸切子(えどきりこ)をベゼルに取り入れたオシアナス「マンタ(Manta)」のスペシャルモデルを数量限定でリリースし、大いに注目を集めました。今回ご紹介するのはそれに続くものとして、随所に天然藍(てんねんあい)を取り入れてオシアナスのブランドカラーを表現した「マンタ」の数量限定「Japan Indigo~藍~」バージョンとなります。

ジャパンブルーなどと呼ばれる藍染めの歴史は古代に端を発し、江戸時代になって庶民の間でも大いに栄えました。藍染料については、現在、多く見られるのは合成藍ですが、伝統的な天然藍は、染料作りにおいて大変な手間を要することもあり、いまでは非常に希少なものとなっています。

本品では、上質な仕上げ&スリムで美しいフォルムを追求している「マンタ」のうち、メンズ最薄モデルである「OCW-S5000」をベースとし、その文字盤やバンドに、天然藍の最も代表的存在である徳島伝統の阿波藍(あわあい)の染料&染色技術を導入したモデルです。

まず、文字盤ではインダイアルを除く全面に白蝶貝を採用し、沈殿法で抽出した藍が混ぜられた塗料でグラデーションになるよう染め重ねることで、色を深める藍染めの美しく繊細な濃淡を表現しました。また、見切り(パーツ同士の隙間を隠す部位のこと。ここでは文字盤外周の傾斜面を指す)のグリーンは、浅染め(藍染めの場合、染色の初期段階では緑色を帯びる)をイメージしたものとのこと。

バンドにも注目を。蒅(すくも)なる原料を使い、天然灰汁発酵建てなる手法で作った藍染料で美しく染め上げたクロコ革を採用。聞けば、阿波藍でクロコ革を染色したのは、今回が初めてのことだったそうです。

開発担当者が何度も徳島に足を運ぶなどし、たゆまぬ試行錯誤を経て、このたび、ようやく製品化に漕ぎ着けたという、この数量限定のスペシャルモデルは、カシオの先進性と日本の伝統技が結合し、比類ない藍の美に昇華した逸品と呼ぶにふさわしいモデルといえましょう。お値段はちょいお高めですが、世界限定500本の希少性と相まって、その真価は価格以上であるのは確かなのです!

カシオ Japan Indigo~藍~ クラシックライン OCW-T2600ALA-2AJR

世界限定1000本の「Japan Indigo~藍~ クラシックライン OCW-T2600ALA-2AJR」では、カーフバンドに絞り染めによる阿波藍を導入。この伝統的な染色法により、味わいある絞りムラと、多彩なブルーの繊細な階調が表現されたバンドに仕上がっている。なお、本品では阿波藍の単色染めによる交換用の濃紺カーフバンドも付属する。標準電波受信による時刻自動修正、世界29都市対応ワールドタイム、ストップウォッチなど搭載。クォーツ(タフソーラー搭載)。10気圧防水。ケース幅42.8mm。チタンケース。12万円(世界限定1000本。2020年11月発売予定)。

カシオ オシアナスの
「Japan Indigo~藍~ マンタ OCW-S5000APL-2AJF」

駆動方式:クォーツ(タフソーラー搭載)
防水:10気圧
ケース幅:42.3mm
ケース素材:チタン
バンド素材:クロコダイルレザー
主な機能:世界6局標準電波受信による時刻自動修正マルチバンド6、約300都市対応ワールドタイム設定、最新のタイゾーン&サマータイム情報自動反映、ストップウォッチ、フルオートカンレダー、バッテリーインジケーター表示、パワーセービングなど
モバイルリンク機能:Bluetooth®によりスマートフォンに連動
対応アプリ:「OCEANUS Connected」
価格:21万円(世界限定500本。2020年11月発売予定)

問い合わせ先/カシオ お客様相談室 ☎ 03-5334-4869
https://oceanus.casio.jp/
 
※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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