特集・連載
アウトドアを街着へと昇華させる、生地使いの上手さはさすがナナミカ
今どきの”欲しい!”大全集 「腹八分目に医者いらず」昔からのことわざですが、じつは今、モノ選びにも同じことが言えるんです。新しい生活様式が浸透し、よりクリーンな雰囲気が求められる現代。ギンギラギラギラTOOマッチな高級品よりも、“ちょうどいい”腹八分な傑作こそが一番求められているのです! そこで、生活のなかに隠れるさり気ない気遣いやディテールを持った知られざる逸品を、フォーカス! 新時代のグッドライフを送りましょう。 この記事は特集・連載「今どきの”欲しい!”大全集」#12です。
機能性高いウェアながらも見た目は変わらず都会的
アウトドアウェアを街着に昇華させた立役者といえば、ザ・ノース・フェイス パープルレーベル。そのきっかけとなったマウンパに使われていたのが、独自開発の生地・ベイヘッドクロスです。
糸からポリエステルと綿を撚り合わせた混紡素材で、そのナチュラルな風合いゆえ街着に馴染んでくれるんですね。でもって、この新作コーチジャケットは、ベイヘッドクロスに加え、防水透湿素材のハイベントまで導入! さらに風雨に強くなり、機能性が高くなっているんです。
とはいえ、見た目は変わらず都会的。その素材感ゆえ、コーチジャケットでも落ち着いた印象でしょ? 街着としての使いやすさは言うまでもありません!
THE NORTH FACE PURPLE LABEL[ザ・ノース・フェイス パープルレーベル]
ハイベント 65/35フィールドジャケット
65/35のベイヘッドクロスをベースに、 防水透湿素材の65/35ハイベントを開発。クラシックな機能素材の生地裏にラミネーション加工することで、防水性を保ちながら高い透湿性を実現する素材へと進化した。3万9000円。(ナナミカ 代官山)
ポリエステル65%、コットン35%の混紡糸で織った“ベイヘッドクロス”を採用。撥水、速乾性と高機能はもちろん、適度なハリ感やナチュラルな質感を併せ持つ生地なのだ。
ギア感皆無ゆえ、大人っぽい着こなしに◎。フィル ザ ビルのスウェット2万6000円(フィル ザ ビル マーカンタイル) ループウィラー×フリーマンズ スポーティング クラブのカットソー7000円(フリーマンズ スポーティング クラブ ギンザ シックス) キャプテン サンシャインのパンツ3万1000円。(キャプテンサンシャイン)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。