ファッション業界人の目利きが自腹散財＆リアルガチで購入した愛用品を探る本企画も、8回目を迎えることができました（パチパチ）。これも協力してくれる皆さまのおかげです（感謝っす）。で、今回はドレスファッションをこよなく愛するUA藤原さんに聞き込み調査しました。当日、拝見したアイテムは香水から革靴と、さすがドレス担当だな～と思っていたら最後に「白T!?」という盲点チョイス。その理由は……、ぜひぜひ熟読してください！
今月のMr.モノ好き
ユナイテッドアローズ プレス
藤原和広さん
次世代のUAドレスシーンを担う、イケメンプレス。それもあり、仕事ではジャケットスタイルも多く、旬をとらえたコーデはいつ見てもオシャレ♪ モノ選びのセンスにも定評があり、今回紹介するアイテムにもそれが随所に表れています。
【愛用品 No.1】
ディプティックの香水
「イイね！の反応が抜群です」
かれこれ10年弱愛用している香水は、男性からも女性からも高評価。この香りを嫌がる人には、今まで出会ったことがありません！
学生時代から香水を使い始め、その後は自分で買ったり奥様からプレゼントされたりなどで、さまざまなブランドを試したそう。なかでもリピ買いしているのが、このディプティックだとか。「ローズとカシスの実の香りを重ねたちょっと女性寄りのフレーバーは、癖がまったくありません。大事な人と会うときは必ずコレを使うのですが、まず嫌いという人がいなく、圧倒的に褒められる確率が高いですね。それと2012年のパッケージ変更前の、やや無骨なデザイン（写真参照）も好きで、こちらも大事に保管しています。すでに何本も使い切っていますが、また欲しくなるのはこのブランド以外にないかも」。
【diptyque／ディプティック】
●商品名
【L’OMBRE DANS L’EAU／ロンブル ダン ロー】
●価格
【1万3000円くらい】
●購入年
【2010年頃～】
【愛用品 No.2】
ユケテンのシューズ
「守備範囲の広さとコスパが素敵♡」
職業柄、ドレススタイルがメインなので足元は革靴が基本。コレはオフの日のコーデにもピッタリと馴染むデザインと価格のバランスが絶妙です。
仕事のときは革靴がほとんどで、とくにブラックがマストだという藤原さん。スニーカー選びも黒が多いとか。そんな足元事情で重宝するのがユケテンと話します。「この靴はどちらかといえばカジュアル寄りなブランドですが、このビットローファーはドレスライクなデザインが◎。シルバーのビットや薄めのソールはスーツやジャケットスタイルにもピッタリですし、ラフなコーデにも合わせやすい。このデザインを王道ブランドで買うと高額ですが、それに比べれば手が出しやすいので買い足しも検討中です」。
やや細みのフォルムとビットの上品さが重なり、大人な印象に。「スーツはもちろん、デニムやチノパンにも自然と馴染みます。ドレスは足元が重要ですから！」とのこと。
【YUKETEN／ユケテン】
●モデル
【Bit Loafer／ビットローファー】
●価格
【4万5000円】
●購入年
【5年前くらい】
【愛用品 No.3】
ギルダンの白Tシャツ
「着倒した後も使える万能さ」
毎年、白Tは買い足していますが、ギルダンはヨレてもインナー使いにめちゃ便利。サイズ感といい、生地の変化といい、僕のスタイルには欠かせません！
白Tだけでさまざまなブランドを所有し、30着以上あるという藤原さん。メインコーデで着まくった後は、インナーとして愛用するそうです。「いろんなブランドの白Tを試しましたが、ギルダンが一番重宝しますね。洗っていくにつれて徐々に生地が薄くなっていき、着丈も短くなっていく。そのおかげで、Tシャツやシャツのインナーとしてのバランスが取りやすい。この経年変化具合が気に入って指名買いし続けています」。ぶっちゃけインナーってどれでもそんな変わんないよね〜って考えがちですが、さすがプロ！なこだわりですね。
【GILDAN／ギルダン】
●モデル
【Hammer 6.1oz Short Sleeve T-Shirts／ハマー6.1オンス ショートスリーブ】
●価格
【500円くらい】
●購入年
【2014年頃～】
取材・文／宮嶋将良（POW-DER） 写真／鈴木克典
