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カンパノラのパーペチュアルカレンダー 焦香-移

ボタンの簡単操作で過去~未来のカレンダーを表示する独自機構を搭載

2000年に誕生したシチズン時計のブランド、カンパノラ(CAMPANOLA)。その名は紀元前5世紀、南イタリア・カンパニア地方の街ノラで史上初めて、人々に時を知らせたとされる教会の鐘「カンパノラベル」に由来するものだそうです。

この8月、そのカンパノラのコンプリケーション・コレクションから、日本古来の色である焦香(こがれこう)を文字盤に表現した「焦香-集(こがれこう-すだく)」が登場しました。それは複雑4機構を搭載したラウンドケースのモデル(写真下)ですが、これに続き、来たる9月にトノー(樽)ケースのモデル「焦香-移(こがれこう-うつろい)」(写真上)がリリースされることになりました。

「焦げた香色」なる意味を表す焦香の文字盤では、金属粉を混ぜ込んだ淡い色合いの茶の漆を塗り重ねたことで、まるで木目を思わせる色と風合いが表現されており、さらにトーンの異なる茶色を組み合わせることで美しいコントラストを見せております。

機能面では、独特のパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)機構にご注目。2時位置の「未来ボタン」と4時位置の「過去ボタン」を操作することで、西暦2000年を境にした前・後100年(計200年)を自在に呼び出すことができるのです(「現在」に戻す際は、8時位置のボタンを押せばヨシ)。聞けば、モデル名にある「移(うつろい)」は「時の流れ」を意識させる、この機構から命名されたものだとか。

2100年2月28日まで、閏年(うるうどし)などの修正を自動で行う、このパーペチュアルカレンダーでは、文字盤の8本の針で「年」「月」「日」「曜」「時」「分」「秒」「24時間」を表示。「時」「分」「月」は各センター針で示され、「日」は5時と6時の間の、「曜」は8時位置の、「秒」と「24時間」は3時位置の、それぞれのインダイヤルで読み取ることができます。ユニークなのは11時位置にある「年」のインダイヤルで、「時の螺旋」をイメージし、そのカレンダーをスパイラル表示とし、それを指し示す年針が渦巻星雲をモチーフにしたデザインになっています。

漆による焦香の個性的な色合いと繊細な風合いには和の美しさがあり、その個性は比類なく、トノー型は品よく小粋で、とてもお洒落。しかも各表示が絶妙に配置され、そこに遊び心も取り込んだ文字盤からは「時を読む」ことの楽しさが味わえて、3つのプッシュボタンで「操作する」ことの悦びも堪能できる本品。実は200本ポッキリの限定モデルゆえ、買うなら機を逃さずに!

焦香-集 こがれこう-すだく

「焦香」には、漆を用いた文字盤にマットゴールドカラーの五徳リング(複数の足が付いたリングパーツ)が組み合わされたラウンドフェイスの「焦香-集(こがれこう-すだく)」も存在。積算計測やスプリット計測も可能なクロノグラフ、2100年2月28日まで対応するパーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター、ムーンフェイズの複雑4機構を搭載するグランドコンプリケーションで、ケースには表面硬化コーティングの一種デュラテクトαが施されたステンレススチールが使われている。クォーツ。日常生活防水。ケース径43mm。カーフバンド。40万円(発売中。250本限定)。

カンパノラの
「パーペチュアルカレンダー 焦香-移」

駆動方式:クォーツ
防水性能:日常生活防水
ケースサイズ:W41×H52.8mm
ケース素材:ステンレススチール
バンド素材:ダイヤ型押しカーフ
価格:38万円(200本限定。2020年10月発売予定)

問い合わせ先/シチズンお客様時計相談室 ☎ 0120-78-4807
https://campanola.jp/collection/complication.html
 
※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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