Aug 20, 2020

靴作りの街・神戸発！【超絶コスパのハンドメイドモカシン靴】を知っているか？

8月というのは“洋服を買う”ことにおいてなかなか難しさがある季節でして。春夏物はセール御礼で目新しいモノは見つけにくかったり（無論オンタイムでの物欲としては大歓迎ですが）、一方で店頭に並び始めた秋冬の新作はこの猛暑ではまだ考えたくなかったり……。とはいえ何か先を見据えた買い物がしたくなるんですよね、服好きってヤツは。コレもまた“性（さが）”というものなのでしょうか？

そこでこの時季にオススメしたいのが小物、さらには“靴”なんです！　実は大手スニーカーブランドや革靴メーカー然りですが、例年7月から8月にかけて新作を発表しています。衣料アイテム実売期の合間に新鮮なラインナップが揃うのが“靴”ってワケなんですね。ということで今回は靴にフィーチャーしてみました。

日本発モカシンメーカー「OLDMAN／オールドマン」をご存知？

日本の靴業界においても、非常に数少ない“ハンドメイドモカシン”専業ブランドがあります。その名は「オールドマン」。モカシンシューズ自体は物珍しいワケではありませんが注目すべきは“ハンドメイド”という点です。多くのモカシンは専用のミシンなどを使用するいわゆる機械式で製作されているのですが、コチラはすべて手仕事。日本の靴づくりの本場である神戸のファクトリーの職人が立ち上げたブランドだけに、ひとつひとつ丁寧にこだわって作られています。ハンドメイドという手間隙のかかる職人技を用いた高いクオリティを誇るのに価格帯は3万円代となんともリーズナブル！　本格的かつコスパ最強ということで今後の革靴界を担っていくことでしょう。では注目のラインナップについて掘り下げていきますよ〜♪

SURF（deck-shoes）

まずはモカシンらしい温もりをカジュアルに落とし込んだデッキシューズから。モカシンは甲の部分を袋状に包んだような絞りを施しているため特徴的なヒダが見られます。現在、多くの安価なモカシンというのはこのヒダ部分を表面上に飾りとして縫いを施しているものがほとんどですが、「オールドマン」は本来の袋状を手仕事で仕上げているため履き心地がまるで別物！　足を優しく包み込んでくれる感覚に加えて踏み込んだときのしなやかさには“いい靴だなぁ”とため息混じりに感嘆してしまうハズです。

横からの姿も美しいですね。手作業による縫い目の味わい深さやキレイで滑らかな斜面で形成されているのが見て取れます。ひとつひとつのステッチワークや靴紐のあしらい方など実に丁寧。もちろん靴なワケですし、すぐ履きたい衝動に駆られますが、ひとつの作品としてじっくりとそのディテールを鑑賞したくなります。

ヒールカップは日本人の足型に合わせてやや深めに設定されています。甲部分の優しく包むような感覚とは逆にしっかりとホールドしてくれる印象です。かかとの収まりがいいことでより歩きやすさを感じられます。後ろ姿も“美”……惚れ惚れしちゃいますね……。

デッキモカシンなので主戦場は“品を出したいカジュアルスタイル”でしょう。ドレスチノやスラックスなどをうま〜く、そしてオトナならではの感覚で着こなす際にとても重宝できます。ショーツやデニムといったラフなボトムスを格上げしたいときにもいいですよね！　＞＞＞詳しくはコチラから

LAUREL（Loafers）

続いてはローファータイプです。おカタめなコインローファーも手縫いモカシンで仕上げたことでただならぬこなれ感を発揮しています。根本的な作りは前出の「SURF(deck-shoes)」と同じで、レザーも同様の最高級ステアハイドを使用。コレがまた足馴染みがいいんですよ！　しかも程よい光沢が使っていくほどにいい味わいを醸し出してくれます。オンオフで使えることからワードローブに一足は入れておきたいコインローファーですが、インポートブランドに勝るとも劣らないクオリティが圧倒的ロープライスで実現されているワケですから、チェックしておいて損はないハズですよ！