特集・連載
見た目の雄度がハンパない!! ウエスト2つボタンのM-47
ヴィンテージ大研究 初心者でも1分読めば、通も唸るお宝をハントできちゃう! な〜んて、奥深きヴィンテージワールドのあんちょこになるべく、その道のプロに目指すべきターゲットと、その判別テクを伝授してもらう本企画。ツチノコ級のレアものを清水買いする必要なんてなし。手をのばしやすい価格帯でも十分“わかってる”は掘り当てられる。それをサクッと学べる指南書なんて他になし。 この記事は特集・連載「ヴィンテージ大研究」#10です。
「ただでさえ希少な仏軍パンの前期・ウエスト2つボタン仕様は雄度がハンパない!」
―アーチ 山内行史さん
ある軍パンのなかで、ず〜っと人気が途切れないのがフランス軍パン“M-47”。山内さんにお聞きすると、「’40年代~’70年代にかけて作られていたモデルで、かの伝説的デザイナー、マルタン・マルジェラも愛し、リメイクして自身のコレクションで発表したことでも知られる、名品中の名品です」。
タマ数は年々減ってきてるそうで、「とくに’40年代〜’50年代まで作られていたとされる“前期モデル”はかなり希少!」
「’60年代以降に作られた“後期モデル”より生地が肉厚でシルエットも極太。見た目の雄度も高いですし、ウエストのボタンが2つ付けられているのが“前期”で、1つしか付けられていないのが“後期”と、ビギナーでも簡単に見分けられるのも、推す理由です」。
「現在約3万〜5万円が相場ですが、年々上昇しているので、今のうちに入手しとくのが賢明です」
TEACHER
アーチ 代表
山内行史さん
※本特集の掲載商品はすべて参考商品です。
[ビギン2020年9月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人