特集・連載
’70sのレトロフューチャーなデジタルウォッチこそ、これからの定番に!
『これから』の新定番 世界的災厄でさまざまな価値観も一変した今日この頃。マスクがさながら下着のように、着けていないともはや恥ずかしいというレベルに……。ひと昔前とは常識がちょっと変化してきていますよね。それでは常識が変わった今、「買うべきモノ&欲しいモノって一体ナンダ?」。そんな疑問に、ブツ欲とはノーディスタンスを貫くワレワレBegin編集部が手に入れるべきアイテムを、今こそ真面目に追求ッッ! まだまだ社会的自粛ムードは続きますが、買いモノ自粛はここらで止めてもいいころな♪ こちらを読んで新世界の常識人となりましょう! この記事は特集・連載「『これから』の新定番」#12です。
’70sデジタル時計こそが今、美味しい
腕時計は、時刻を知る道具やファッションアイテムであると同時に、自身の経済力を誇示するステータスシンボルでもあります。ゆえに高級な時計ほどエライといった価値基準が存在し、値段だけでよしあしを決めつける傾向も。
もちろん、高級時計ならではの魅力はあるし、憧れのためにがんばる姿勢も否定はしません。けど、こうしてパラダイムシフトが起こり始めて改めて感じるのは、背伸びをして高価なモデルを手に入れたり、無理をすることが何だかカッコ悪く思えてきたってこと。
そしてこれからの時代は、もっと気軽に付き合える一本が求められ、定番になるとビギンは考えます。で、その代表となるのが’70sのLEDデジタルウォッチじゃないかと。
最大のポイントは当時特有のレトロフューチャーなデザイン。発売から40~50年を経た現在でも新鮮味があり、装いのアクセントに効果◎なうえ、プライスだって現実的です。
これらを筆頭として、純粋に楽しめる等身大の時計こそ新しい選びの基準になっていくはず。
大ヒットドラマの最新作にて阿部 寛が演じる主人公が着用
BULOVA[ブローバ]
コンピュートロン
1970年代の後半に発売され、一世を風靡した往年の名モデルを復刻。当時センセーショナルだった台形ケースは、現在でも新鮮だ。31.1×40.3mm。イエローゴールドPVD加工SSケース&ブレス。3万8000円。(ブローバ相談室)
阿部 寛
人気ドラマの続編として昨年秋に放送された『まだ結婚できない男』。最新機器に囲まれ、充実した日々を送るこだわり派の主人公の腕に巻かれていたのが黒のコンピュートロンだ。
ボンド、大統領、世界的スター。愛用の著名人は数知れず
HAMILTON[ハミルトン]
PSR
ハミルトン パルサー誕生50周年を記念して、1973年発売の「P2」をPSRの名で忠実再現。1970本限定となる紹介の色に加え、シルバーカラー(9万円)もリリース。40.8×34.7㎜。イエローゴールドPVD加工SSケース&ブレス。12万円。(ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン)
左からトミー・リー・ジョーンズ、ジェラルド・R・フォード、ロジャー・ムーア
ウェルドレッサーであるジェームズ・ボンド。ロジャー・ムーアが演じた1973年公開の『007死ぬのは奴らだ』ではボンドウォッチとして登場。また時のアメリカ大統領ジェラルド・フォードに選ばれたプレジデントウォッチでもあった。さらに2002年公開『メン・イン・ブラック2』ではトミー・リー・ジョーンズ扮する主人公もセレクト。
そのほか、アートコレクターとしても知られる名優ジャック・ニコルソン、エルトン・ジョン、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズなど、世界の男がハミルトン パルサーを愛用した。
TGVのデザイナーロジェ・タロン謹製
LIP[リップ]
マッハ ダイオード
フランス版の新幹線TGVも手掛けた巨匠がデザインし、1976年に発売されたリップ「マッハ ダイオード」をLEDで復刻。35×35mm。SSケース。レザーストラップ。各3万5000円。(DKSHジャパン)
ロジェ・タロン
フランス版の新幹線TGV
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。