特集・連載
通が別格と称えるTバックのサービスシューズ
ヴィンテージ大研究 初心者でも1分読めば、通も唸るお宝をハントできちゃう! な〜んて、奥深きヴィンテージワールドのあんちょこになるべく、その道のプロに目指すべきターゲットと、その判別テクを伝授してもらう本企画。ツチノコ級のレアものを清水買いする必要なんてなし。手をのばしやすい価格帯でも十分“わかってる”は掘り当てられる。それをサクッと学べる指南書なんて他になし。 この記事は特集・連載「ヴィンテージ大研究」#07です。
「ヒールの“Tバック”が目印のʼ40年代製サービスシューズはモノ好きが別格と称える一足」
―ガレージセール 青山健一さん
40年代〜2000年代まで米国海軍で支給されていたサービスシューズ。半世紀以上の歴史を持つ名作だけに、時代によって細部の仕様が変更されているんですが、「通の間でもっとも人気なのはヒールに“Tバック”と呼ばれる補強革を備えた、最初期の’40年代製シューズ」。
「この頃の製品は仕立ても凄く丁寧。ウエストもくびれていてフィット感も抜群! 4万〜5万円前後と少し値は張りますが、後年には目印のTバックもくびれもなくなってしまうので、通が血眼になって探し求めてるんです」
TEACHER
ガレージセール 店長
青山健一さん
※本特集の掲載商品はすべて参考商品です。
[ビギン2020年9月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人