特集・連載
硬派なリバースウィーブ“ミリタリーアカデミー”チャンピオン
ヴィンテージ大研究 初心者でも1分読めば、通も唸るお宝をハントできちゃう! な〜んて、奥深きヴィンテージワールドのあんちょこになるべく、その道のプロに目指すべきターゲットと、その判別テクを伝授してもらう本企画。ツチノコ級のレアものを清水買いする必要なんてなし。手をのばしやすい価格帯でも十分“わかってる”は掘り当てられる。それをサクッと学べる指南書なんて他になし。 この記事は特集・連載「ヴィンテージ大研究」#06です。
「米国の士官学校に納入されていた硬派なリバースウィーブ」
―ミスタークリーン 栗原道彦さん
チャンピオンと言えばカレッジものが定番ですが、同じ学生向けのチャンピオンのなかでも、通の間でとくに評価が高いのが、ミリタリーアカデミーに納入されていたリバースウィーブです。
「“動きやすくて丈夫”を極めたリバースウィーブは、その実用性が米国政府に認められ、士官を養成する学校にも納入されることになったんです。普通の大学ロゴがプリントされているものより、ミリタリーアカデミーのロゴが入ったスウェットのほうが出自が硬派。だからモノ好きほど惹かれるんでしょうね」。
ただ人気の理由は雄度の高いロゴだけではないそうで、「縮みが激しいヴィンテージスウェットは、たいてい着丈が短め。その点、リバースウィーブは着丈が長いままだから、ファッションとして取り入れやすい。近年タマ数の減少に反比例して、人気も価格も上昇してきているので、早めの入手がオススメです」
TEACHER
ミスタークリーン 代表
栗原道彦さん
※本特集の掲載商品はすべて参考商品です。
[ビギン2020年9月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人