特集・連載
ジェダイより激レア! ターコイズ色のファイヤーキング
ヴィンテージ大研究 初心者でも1分読めば、通も唸るお宝をハントできちゃう! な〜んて、奥深きヴィンテージワールドのあんちょこになるべく、その道のプロに目指すべきターゲットと、その判別テクを伝授してもらう本企画。ツチノコ級のレアものを清水買いする必要なんてなし。手をのばしやすい価格帯でも十分“わかってる”は掘り当てられる。それをサクッと学べる指南書なんて他になし。 この記事は特集・連載「ヴィンテージ大研究」#05です。
「定番色“ジェダイ”に隠れて3年間のみ存在した幻のターコイズは即買い!」
―ディーラーシップ 井川雄太さん
ファイヤーキングは1905年に創業した米国アンカーホッキング社が、1941〜’86年まで展開していたキッチンウェアブランド。丈夫なミルクガラス製品が十八番で、古きよきアメリカを感じる美色に魅せられるコレクターが山ほど存在。
ビギナーでも“ジェダイ”と呼ばれる、ここの柔和なグリーンの食器類を一度は目にしたことがあるはず。ですが井川さん曰く「実はここにはジェダイより激レアな“ターコイズ”という色が存在してるんです」。
「この色はなんと’56〜’58年のわずか3年間しか製造されなかった幻の色! 通の間でも引く手数多の人気色なんです」。
市場でも常に枯渇状態というターコイズは、今後ますます希少価値が高まっていく可能性大。
「もともとジェダイよりタマ数は少なかったんですが、ここ10年くらいの間で流通数はさらに激減。うちの店では毎月1000個近い同社製品を入荷してるんですが、最近では月に数個入荷するかどうか。当然新たに作られることはなく流通数は減る一方。ですがコンディション次第でU-1万円でも入手できるので、見つけたら即買いが鉄則です!」
USA製を示すアガる刻印入り♡
TEACHER
ディーラーシップ 代表
井川雄太さん
※本特集の掲載商品はすべて参考商品です。
[ビギン2020年9月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人