特集・連載
通常の3本糸ではなく“2本糸”で編む吊りインレイでライトな生地感に!
ブランド大研究2020 こんな時代だからこそ、間違いのないモノしか欲しくない! というベーシック好きの声に応える本特集。今回のテーマは、3シーズン使える服。すなわち! 季節レスな時代に長~く着られる“損しない”服ばかりを選りすぐって徹底研究いたします。焦らずじっくり、今の“欲しい!”をいっしょに学びましょ♪ この記事は特集・連載「ブランド大研究2020」#11です。
持ち前のもっちり♡をキープしたままライト化♪
古きよき吊り編みスウェット再興の旗手といえば、みんな大好きループウィラー。
代名詞の吊り裏毛生地は、コシがあるのにふっくら&丈夫で長持ち、な~んていいことずくめなんですが、その利点を受け継ぎながらも、より軽~い肉感に仕上げられた生地があるんです。
それがこの“吊りインレイ”。裏毛が3本の糸を使うのに対して2本の糸で構成するため、しっかりハリはあるのに地厚じゃない。ゆえに寒暖調節が難しい春先のアウターとしても、肌寒~い秋冬のインナーとしても使い勝手よし。と、即戦力にして活躍期間もすこぶるロングな優等生なんです。
見た目も着心地も軽やか~♪
LOOP WHEELER[ループウィラー]
吊りインレイ クルーネックスウェット
3本の糸を用いる裏毛に対し、2本の糸で編み上げるインレイ。吊り編みの利点である心地いい着用感と、耐久性の高さは残しつつ、より軽い生地感に。洗い込んでいくとデニムのような縦目が際立つので、育てる楽しみもあり。1万8000円。(ループウィラー千駄ヶ谷)
表地にでる縦目が吊りインレイの特徴
[研究]吊り編みって他にもあるの?
ループが凄いのは、吊り編みの中に幅をもたせてる点。この時季に重宝するライトなモデルなら、吊りインレイの他に“吊り天竺”や、表・中・裏糸をすべて細くした、最も薄軽な“LW エキストラライト”等、バリエは豊富。
EXライト
軽い吊り編みという新基準を創り上げた代表作。薄い生地でありながらも、コシはしっかり! 1万6000円。(ループウィラー千駄ヶ谷)
インディゴ天竺
スウェットだけじゃなく、吊り編みカットソーにもバリエあり。藍の色合いもイイ! 1万5000円。(ループウィラー千駄ヶ谷)
Brand
昔ながらの吊り編みを世に広めた立役者
LOOP WHEELER[ループウィラー]
Since 1999/日本
世界一正統なスウェットを標榜し、過去のものだった吊り編みスウェットを、再度ベーシックの座へ浮上させた実力派。ヘリテージブランドとの共作も多く、今や吊り編みは世界標準に。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。