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ムーンスターの「GYMCOURT K(ジムコート K)」「JIKATABI K(ジカタビ K)」

なにからなにまでメイド・イン久留米のスニーカー&地下足袋です!

一瞬、焦点が合わずに目が眩んじゃうコチラの写真。格子柄に溶け込むようにして、地下足袋とスニーカーがありますよね? じつは、この格子柄の生地は久留米絣(くるめがすり)で、両品はそれをアッパーに採用したものです。

絣(かすり)とは、あらかじめ染め分けられた糸で製織された、かす(擦)れ小紋の織物。発祥地はインドで、日本では江戸時代以来、広く親しまれてきました。なかでも福岡県南部の筑後地方一帯で生産されている久留米絣は、伊予絣、備後絣と並ぶ、日本三大絣のひとつとして知られています。

ここに紹介の地下足袋とスニーカーは、その久留米市に本社&工場を構える靴メーカー、ムーンスター(前・社名:月星化成)が、地元特産の久留米絣を使って作った数量限定モデルなのです。「スニーカーはわかるけど、なぜに地下足袋?」とお思いでしょうが、これは同社が1873(明治6)年、足袋の製造からスタートしたことに由来したものなんですね。一方、スニーカーは、同社が1960年代に生産していたトレーニングシューズがルーツなんだとか。

ともにアッパーに使われている久留米絣は、藍染めの糸も使いつつ織り上げられたオリジナルの生地。伝統を継ぐ機屋が、江戸時代後期から伝わる古様式の織機糸を駆使し、無理のない張力で織ったもので、柔らかく、独特の風合いをもち、しかも履き込めば、さらに味わいが増していくのです。

底付けでは、いまや世界的にも珍しいヴァルカナイズ(加硫)製法を採用。同社が十八番にする、この伝統製法から生み出される靴は、一般的なセメント製法に比してしなやかで、ソールが剥がれにくいうえ、美しいシルエットが保てるといった利点があります。と、素材においても、製法においても久留米の伝統が凝縮された、この限定。その美しい佇まいに、つい目が眩んで買っちゃいそうです!

ムーンスターの
「GYMCOURT K(ジムコート K)」(トップ写真左)
「JIKATABI K(ジカタビ K)」(同右)

製法:ヴァルカナイズ
アッパー素材:久留米絣
ソール素材:ラバー
カラー:ICHIMATSU(藍染め市松模様)
サイズ:22.0~28.0cm ※ハーフサイズなし。
製造地:福岡県久留米市
価格:各1万5000円 ※数量限定。

問い合わせ先/ムーンスター カスタマーセンター ☎ 0800-800-1792
https://moonstar-manufacturing.jp/
 
※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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