“ただの柄”シャツじゃない。夏らしいカブーのショートスリーブシャツ
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
カブー
フェスタルスキー
1993年にシアトルにて創業以来、常にシアトルに根差した地方色を大事にするのが特徴。そのため普段使いすることを考慮したアウトドアウェアを得意とし、たとえばこのシャツのように服好きの琴線を刺激する。サラッとした薄手のコットン100%。各7500円。
“ただの柄”シャツで終わらせない込められた想いにグッときた!
(編集部 フクニシ)
「パーティシャツ」と呼ぶに相応しい名品シャツ
カブーといえば、コットンキャンバスのキャップなどで知られるシアトルブランド。ブランド名は「限りなく視界良好」を意味するパイロットの合言葉「CAVU(ClearAbove Visibility Unlimited)」をもじったもの。
その創業者が自ら語る「テクニカルなウェアというより、その前後にリラックスして着られるようなものを目指す」という方針を体現するのが、このパーティシャツです。
これはカブーのスタッフによる愛称ですが、’80年代後半の日本のバブル絶頂期、ディスコブームと同時に大ブレイクしたバナナラマの曲から着想を得た柄を採用するなど、その呼び名も納得の裏テーマあり。
さらに、動きやすいよう脇部の縫製は伸縮性のある環縫い、背中側にはボックスプリーツが入っています。
3ozのポプリン生地ということも相まって、遊んでいる間も、一休みするときもノンストレスな着用感から愛用者が多いとか。これからの季節にピッタリな秀作なんです!
♯夜の海へと漕ぎ出すヨットがイメージ
創業者ベイリー・バー氏はシアトル・サンファンアイランドの漁師の家庭に生まれ育った。そこで夜に出港した船の明かりと波をイメージしている。帆にはカブーのロゴマークが!
♯創業者の郷里からインスパイア
シアトルに根差した活動を大事にするカブー。創業者ベイリー氏の郷里であるサンファンアイランドを拠点に活動するクジラ保護団体をサポートしている縁で、この柄をセレクト。
♯ʼ80年代の洋楽がモチーフの柄もアリ
この写真を見てピンときた人はアラフィフか。’80年代に活躍したUK三人娘のポップバンド、バナナラマの胸キュンアンセム『クルーエル・サマー』にインスパイアされたのがこちら。
♯シアトル発祥ブランド ♯ユニークな柄モチーフ ♯パーティシャツ
(問)エイアンドエフ
☎ 03-3209-7575
カブ― https://www.kavu.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年6月号の記事を再構成]写真/上野 敦 ダリウス・コプランド(以上、プルミエジュアン) 文/礒村真介 スタイリング/宮崎 司